研究課題/領域番号 |
20H00651
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
|
研究機関 | 総合地球環境学研究所 |
研究代表者 |
金本 圭一朗 総合地球環境学研究所, 研究部, 准教授 (20736350)
|
研究分担者 |
高梨 功次郎 信州大学, 学術研究院理学系, 准教授 (10632119)
土中 哲秀 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (30824982)
久保田 康裕 琉球大学, 理学部, 教授 (50295234)
筧 雄介 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 野菜花き研究部門, 主任研究員 (50636727)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
40,430千円 (直接経費: 31,100千円、間接経費: 9,330千円)
2023年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2022年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2021年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2020年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
|
キーワード | ゲノム / 種 / 生物多様性 / サプライチェーン / 農業 / MRI0 / MRIO / 保全優先度 |
研究開始時の研究の概要 |
私たちの消費は複雑なグローバル・サプライチェーンを通じて、消費している場所とは全く異なる場所で種を絶滅の危機に晒していることが明らかになってきた。例えば、研究代表者らが、Nature誌に掲載してきた研究によって、日本の木造住宅の建設が、日本の製材業、パプアニューギニアでの森林伐採というサプライチェーンを通じて、パプアニューギニアで多くの生物を絶滅の危機に晒していることが明らかになった。研究代表者らのこれまでの研究では、生物多様性を定量化するために、種数を使うことでサプライチェーンを通じた生物多様性への影響を明らかにしてきた。このような背景のもとで、ゲノムや系統情報を用いたさらなる研究を行う。
|
研究実績の概要 |
私たちの消費は複雑なグローバル・サプライチェーンを通じて、消費している場所とは全く異なる場所で種を絶滅の危機に晒していることが明らかになってきた。例えば、研究代表者らが、Nature誌に掲載してきた研究によって、日本の木造住宅の建設が、日本の製材業、パプアニューギニアでの森林伐採というサプライチェーンを通じて、パプアニューギニアで多くの生物を絶滅の危機に晒していることが明らかになった。研究代表者らのこれまでの研究では、生物多様性を定量化するために、種数を使うことでサプライチェーンを通じた生物多様性への影響を明らかにしてきた。しかしながら、種数などの多くの既存指標には問題があり、より多面的な生物情報を使うことが求められる。本研究では、主に2つの研究を実施した。第一に、種分布モデルなどを利用して、農作物生産と生物多様性の保全優先度との関連を明らかにした。さらに、その生産から消費までのサプライチェーンをたどることで、各国の農作物の消費と保全優先度との関係を明らかにした。もう一つの成果は、木本植物のゲノム情報を利用することで、様々な種類の酵素別に木本植物の分布を明らかにしたことである。ゲノム情報の中にある、酵素の情報を1434種の木本植物について取り出した。そして、それぞれの種の種分布情報から、どの酵素が、どのような地域に偏在しているのかを明らかにした。その結果、創薬関連の酵素は、全体としては特定の地域に依存してはないものの、特定の酵素に対してはかなり依存していることが明らかになった。
|
現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|