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ウイルス由来エピソーマルRNAを用いた革新的幹細胞遺伝子治療ベクターの創出

研究課題

研究課題/領域番号 20H00662
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

朝長 啓造  京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 教授 (10301920)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2020年度)
配分額 *注記
45,240千円 (直接経費: 34,800千円、間接経費: 10,440千円)
2020年度: 16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
キーワードボルナウイルス / エピゾーマルRNA / ウイルスベクター / 幹細胞 / 遺伝子治療 / RNAウイルス
研究開始時の研究の概要

世界初のエピソーマル型RNAウイルスベクターであるREVecは、細胞周期を通して染色体に局在することで、持続的な遺伝子発現が可能な革新的遺伝子治療用ベクターである。REVecは幹細胞への導入において、既存のウイルスベクターを凌駕する効率と持続性を示すことが報告されている。本研究は、REVecの実用化に向けての安全性を実証することを目的に、REVecと染色体との相互作用を構造的そして生化学的に詳細に解明する。また、それらの知見をもとにREVecの操作性の向上を行う。本研究の目標は、REVecを幹細胞への遺伝子導入スタンダードベクターとして確立することである。

研究実績の概要

代表者が開発した世界初のエピソーマル型RNAウイルスベクターであるREVecは、一本鎖マイナス鎖RNAウイルスであるボルナ病ウイルスを基盤とした革新的な遺伝子治療用ベクターである。REVecの特色は、細胞周期を通して染色体に局在することで、分化する幹細胞においても持続的な遺伝子発現が可能な点にある。本研究は、REVecの実用化に向けての安全性を実証することを目的に、REVecと染色体との相互作用を構造的そして生化学的に解析することを目的に実施された。本年度はREVecの核内での基礎性状を明らかにする目的で、以下の研究項目についての解析を行った。「研究項目1:REVec-染色体相互作用に関与する分子機構の解明」においては、REVecの染色体局在の分子機序の解明を目的に、REVec を導入した培養細胞からクロマチン免疫沈降(ChIP)法によりREVec-クロマチン複合体を回収した。「研究項目2:凍結光電子相関顕微鏡を用いたREVec-染色体の結合構造解析」では、REVec 染色体局在の構造レベルでの解析を目標に、REVec持続導入ヒトオリゴデンドロ培養細胞の樹立を行った。また「研究項目:エピソーマルRNA の細胞エピゲノムへの影響の解明」では、REVec 持続導入による幹細胞エピゲノム状態を把握するために、REVec導入iPS細胞の調製を実施した。本研究課題は重複受給制限のために本年度で終了することとなった。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2020 審査結果の所見   実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Optimal Expression of the Envelope Glycoprotein of Orthobornaviruses Determines the Production of Mature Virus Particles.2021

    • 著者名/発表者名
      Sakai M, Fujita Y, Komorizono R, Kanda T, Komatsu Y, Noda T, Tomonaga K, Makino A.
    • 雑誌名

      J Virol.

      巻: 95 号: 5 ページ: 1-16

    • DOI

      10.1128/jvi.02221-20

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Virus-like insertions with sequence signatures similar to those of endogenous non-retroviral RNA viruses in the human genome.2021

    • 著者名/発表者名
      Kojima S, Yoshikawa K, Ito J, Nakagawa S, Parrish NF, Horie M, Kawano S, Tomonaga K.
    • 雑誌名

      Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America

      巻: 118 号: 5

    • DOI

      10.1073/pnas.2010758118

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [備考] 朝長研究室/京都大学ウイルス・再生医科学研究所

    • URL

      https://t.rnavirus.virus.kyoto-u.ac.jp/

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2021-12-27  

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