研究課題/領域番号 |
20H00664
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
水口 裕之 大阪大学, 大学院薬学研究科, 教授 (50311387)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
44,850千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 10,350千円)
2022年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2021年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2020年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
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キーワード | ウイルス / 遺伝子 / 癌 / 免疫学 / バイオテクノロジー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、抗ヒト5型アデノウイルス(Ad)抗体による影響を受けないヒト35型Adをベースとした腫瘍溶解性ウイルスやヘキソン改変Ad(非増殖型Adベクターおよび腫瘍溶解性Ad)、さらにはゲノム編集用Adベクター系を確立し、Adを用いた遺伝子治療(ウイルス療法やワクチンを含む)や基礎研究への進展に資する基盤技術開発を行う。
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研究成果の概要 |
アデノウイルス(Ad)は癌細胞だけで選択的に複製し癌細胞を死滅させる腫瘍溶解性Ad(ウイルス療法)、あるいは感染症に対するワクチンベクターとして臨床試験で広く用いられ、さらなる改良により有効性の向上が期待されている。本研究では、抗ヒト5型Ad抗体による影響を受けないヒト35型Adをベースとした腫瘍溶解性ウイルスやヘキソン改変Ad(非増殖型Adベクターおよび腫瘍溶解性Ad)、さらにはゲノム編集用Adベクター系を確立し、Adを用いた遺伝子治療(ウイルス療法やワクチンを含む)や基礎研究への進展に資する基盤技術開発を行い、良好な結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、腫瘍溶解性AdやAdベクターワクチン、さらにはゲノム編集と組み合わせた遺伝子治療への応用に向けて、研究代表者が有する世界で最先端のAd改変技術を駆使することで、新しい視点からベクター開発(改良)と関連する応用研究を進めるものであり、独創性が高く、学術的意義が大きい。また、日本独自の高性能ベクター開発は、その汎用性の観点から国益を考えたうえでも最重要研究課題の一つであり、その社会的意義は極めて大きい。
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