研究開始時の研究の概要 |
2021年度から実施される学習指導要領(2017年告示)において, 英語の話す力のうち「発表」と「やり取り」が別に定められ, 今まで以上に即興性に富んだスピーキング活動を授業に取り入れることが期待される。しかしながら, 継続的な即興発話活動を通して, 生徒たちの発話量とその質がどのように伸びていくのかは未だに明らかにされておらず, 長期的な実証研究が待たれている。本研究では, 高校1年生の英語の授業で継続的にペアチャットやディスカッション等の即興発話活動を行い, その音声データを回収し, 量的(発話語数), 質的(文法性, 文の数)に分析する。即興発話活動がスピーキング能力の伸長に与える影響の一端を明らかにする。
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