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高校生を対象とした学習者意識の変容における探究学習の効果

研究課題

研究課題/領域番号 20H00722
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1170:教育学・教育社会学関連
研究機関兵庫県立兵庫高等学校

研究代表者

岩見 理華  兵庫県立兵庫高等学校, 教諭

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
キーワード高校生 / 探究学習 / 課題研究 / 意識調査
研究開始時の研究の概要

本研究では, 高校生を対象とし, 探究活動(個人による課題研究)のプロセスを学習者個人に内省させるための探究学習プログラムの総括アンケート(選択式及び記述式設問)の回答を基に, 探究活動の各局面(テーマ設定, 情報収集, データ分析, 論文執筆, プレゼンテーション, 身に付いた力)において学習者のどの部分の学びが最終的なプロダクトの成果と最も関連しているかということを相関分析の手法を用いて分析する。さらに自由記述文のテキストマイニング分析も行い, 上記6つのプロセスごとの学習者の意識の変化について, 学習者が最も問題だと感じていること, 最も学べたと思っていることについても明らかにする。

研究成果の概要

本研究の目的は、探究学習の指導方法が学習者の探究活動の成果にどのように結びついているかについて明らかにすることである。探究学習の各局面について、兵庫県内の高校生を対象に多肢選択と自由記述のアンケート調査を実施した結果、探究学習は知識の獲得だけでなく、学習者の主体性や計画性の涵養にも役立っていることがわかった。また、情報収集能力や講義や文献の理解力、データを解釈する能力、それらを支える論理的思考力、批判的思考力の育成に寄与し、さらに研究成果をまとめ、成果を発信するプロセスで論文執筆能力が身に付いたとの回答の割合が高く、探究学習は総じて学習者に肯定的に捉えられていることがわかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

2022年度より実施される高等学校学習指導要領では、「総合的な探究の時間」が導入されると共に、探究的な教科や科目が新設され、より探究的・教科横断的なカリキュラム・マネジメントが求められることとなる。本研究で検討した探究学習に対する学習者の意識調査の分析結果は、学習者は探究学習でどのような能力が身に付いていると感じているか、また実際に身に付いているか、学習者にとって探究学習を行う各局面でどのような方法が効果的であるかを明らかにし、今後探究学習を導入・実施するにあたって、その指導方法が学習者の探究活動の成果にどのように結びつくかについて示唆を与えるものである。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Effectiveness of Inquiry-based Learning for Japanese High School Students: Analysis of a Survey Result of Learners' Attitudes2021

    • 著者名/発表者名
      Rika Iwami
    • 学会等名
      The 7th Asian Conference on Education & International Development (ACEID2021)
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-03-23  

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