研究開始時の研究の概要 |
文部科学省(2019)の調査によると、学校現場における児童生徒の暴力行為の発生件数の増加と低年齢化が問題となっている(文部科学省, 2019)。このように現在の学校現場では、教師と児童生徒、または児童生徒同士の間において、暴力を伴った対立問題が依然発生している状況である。 そこで本研究では、児童生徒に対する教員の修復的な関わりを実現する学校環境を整備していくために、小中学校各1校の学級担任24名に対してプログラムを実施する。加えて、教員の修復的な関わりを促進するGBT(Good Behavior Ticket : 教員用称賛チケット、松山・三田地, 2020 ; Simonsen et al, 2008)を学校に導入し、それらの効果を明らかにする。
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