研究課題/領域番号 |
20H00744
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1180:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 菰野町立菰野中学校 |
研究代表者 |
黒田 健太郎 菰野町立菰野中学校, 教諭
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 –
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
430千円 (直接経費: 430千円)
2020年度: 430千円 (直接経費: 430千円)
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キーワード | 教育 / 評価 / 理科 / タブレット / 構成主義 / 自己評価 / 主体的な学び / 中学校 / 主体的に学習に取り組む態度 / 構成主義学習論 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、構成主義の立場からの授業を実践と、学習者の自己評価活動を行うことが、学習者の自律的学習にどのような影響するのかを考察するものである。授業は中学校1年生の理科で行う。特に学習者の自己評価活動をタブレット端末を用いて行うことにより、即時性の高いものとする。自己評価が次時ではなく、時間内に行われること、学習者と教師だけでなく、学習者と学習者の相互で行うことが、その自己評価や後続する学習活動や意欲に、どのような影響を与えるのかに注目して考察を行う。
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研究成果の概要 |
現行学習指導要領において評価の観点が整理され、“主体的に学習に取り組む態度”を設定された。学習とふりかえりの主体が学習者であることからその評価は,自己評価を活用するものが自然である。このような学習を想定するとき、“構成主義”といわれる学習論が有効であると考えた。 そこで本研究では、構成主義の学習論に基づく授業法の確立を試みた。またタブレット端末で活動を記録して時間内にふりかえりをおこなうことで、学習者の学びがより良いものにしていけるよう支援をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現行学習指導要領において求められる“主体的に学習に取り組む態度”といったようなものは、本来質的なものであって、何か絶対的・画一的に評価できるものではない。このことは評価をつけることとなる教師だけではなく、学習する主体である子どもにとってもどのような活動をおこない、成果を残していくのかがわかりにくいということにもつながっている。しかし、授業の中で学習者が自身の成果物を良くしてくことができるように自分自身をふりかえり、教師も助言をおこなうことが連鎖していけば、学習者も何をすべきかが明確となり、主体的な学びを実現できる。教師の提供する授業も、自ずから変わっていくと考えられる。
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