研究課題/領域番号 |
20H00758
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1180:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 神戸市立原田中学校 |
研究代表者 |
山崎 功 神戸市立原田中学校, 公立中学校教員
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 –
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
460千円 (直接経費: 460千円)
2020年度: 460千円 (直接経費: 460千円)
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キーワード | サツマイモ水耕栽培 / 植物教材 / SDGs / STEAM / 資源循環型社会 / ベニオトメ / 屋上緑化 / SDGsと植物教材 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者の勤務校である神戸市立原田中学校の校地を活用してサツマイモの水耕栽培による栽培試験を行い、担当する生徒142人による実証試験、および意識調査によって教材を標準化していく。また、実証実験は、昨年度(令和元年度)より、原田中学校の生徒(1年生)が、サツマイモの水耕栽培の予備実験を行っている。本年度は、品種の選定や栽培条件による植物の生育状況について、調査研究に取り組む。 申請者は、これまでに栽培実績がある「サツマイモ」に加えて、教材に適する他の植物について、一般的に水耕栽培が行われている「トマト」や、あまり水耕栽培の報告がない「ゴーヤ」に関しても、その教材化の研究に取り組んでいく。
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研究成果の概要 |
1.研究の概要 神戸市立原田中学校の校地を活用してサツマイモの水耕栽培による栽培試験を行い、同時に「土耕栽培による栽培試験」との比較・検証を行った。開発した教材を活用して、通常学級、及び特別支援学級に在籍する生徒を対象にした実証試験を行った。本学習により、生徒の意識がどのように変容したのかを調査した。 2.本研究による栽培試験の材料は、「なると金時(高系14号)」、蔓に接触屈性がある「ベニオトメ」、塊根(イモ)に「アントシアニン色素」を含む「パープルスイートロード」である。今後の研究課題では、総合的な学習の時間・理科・技術科・社会科・美術科等、教科横断的に活用できる水耕栽培法の教材化をすすめる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により開発した「サツマイモの水耕栽培」の教材化は、学校教育において「持続可能な社会の構築」を担う次世代の人材育成を目標にしたものである。教科の学習や教科横断的に学習する総合的な学習の時間を活用した「ESD(持続可能な教育のための開発)」の重要性、昨今の地球環境問題について、具体的に何を学び、どのような知識を身に付け、行動ができるのかを問うために、学習者の学びを支援し、指導者にとっても容易に扱うことができる「植物教材」として期待できる。 これからの人材育成において、「資源循環型社会」を構築し、未来の地球環境を学ぶこと、緑色植物(有機物生産者)の、地球上における役割を学ぶことは重要である。
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