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学年担当制の試行による教師の組織力、協働性の構築

研究課題

研究課題/領域番号 20H00782
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1180:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関長野市立篠ノ井西中学校

研究代表者

齋藤 貴弘  長野市立篠ノ井西中学校, 中学校教諭(教職大学院生)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
キーワード協働性向上のフィロソフィ / システムとフィロソフィの往還 / 目的と目標の共有
研究開始時の研究の概要

近年の教育現場では、教師の組織力を発揮する「チームとしての学校」の実現が求められている。
本研究の概要は、これまで1人の教師が1つの学級を固定して担任してきた学級・学年経営の場面において、複数人の学年教師が複数の学級を交代で担当していく、いわゆる学年担当制を試行することによって、教師の組織力や協働性の向上に与える影響を考察する研究である。考察は、教師の活動観察や意識調査アンケートなどを中心に行い、教師の組織力や協働性の向上に必要な要件を明らかにする。

研究成果の概要

本研究から明らかになったのは,学年担当制が「教師の対話増加」「担任教師の負担軽減」「生徒や保護者の選択先の増加」につながるということである。
学年担当制によって教師の協働性,組織力を学校運営において発揮するには,「システムの運用」と「協働性向上のフィロソフィの涵養」とを往還させながら学校運営を進めることが必要である。協働性向上のフィロソフィとは,「教職員の協働性向上に向かう教育観,価値観,意識や態度」であり、教師の「自律性」「相互依存」「情報共有」である。これらと学年担当制のシステム運用が学校運営の目的と目標の共有によってで結びつけ、涵養することが重要である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在の学校では,「チームとしての学校」の構築が求められながらも,教師の個業に頼る側面の改善が難しい状況にある。それは,学級経営において顕著に現れていると言える。
本研究で明らかになった教職員の意識や教育実践の姿は,教育実践の個業化の様相を具体的に示しながらも,それを改善させていこうとする過程を鮮明に表したものである。
さらに、筆者が定義づけた「協働成功上のフィロソフィ」は、どの学校でも実践に結びつけることのできる汎用性の高いものとなっている。これらは実践的・具体的かつ先進性があり,学校現場にとって有効な成果物となっている。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 教職員の協働性向上によるチーム支援体制構築の検討-協働型支援システムとフィロソフィの往還を通して-2020

    • 著者名/発表者名
      齋藤貴弘
    • 学会等名
      令和2年度日本教職大学院協会研究大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-03-23  

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