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小学校算数科「データの活用」領域での情報活用型プロジェクト学習を導入した教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 20H00812
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1180:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関大阪教育大学

研究代表者

山中 圭輔  大阪教育大学, 附属学校園, 教諭

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
キーワード小学校算数科 / データの活用 / 情報活用型プロジェクト学習 / 小学校算数科「データの活用」
研究開始時の研究の概要

本研究は小学校算数科に新設された「データの活用」領域における新教材の開発とその教育効果の検証を目的とする。新教材の開発においては〈情報活用型プロジェクト学習〉を導入し, 単元全体を囲む「プロジェクトのミッション」を学習の中心に据えつつ, 情報の収集・編集・発信の流れで単元を構成する。効果の検証おいては, 資質・能力に関する児童の姿の変容を問う内容で児童本人と授業参観者の二者に質問紙調査を行い, 開発教材の更なる改善を図る。

研究成果の概要

学習指導要領の改訂により,小学校算数科においては「データの活用」領域が新設された。
本研究では,この新領域が狙う問題解決能力や批判的思考力の育成に資するため〈情報活用型プロジェクト学習〉を新たに導入した教材を開発した。授業実践後に行った授業参観者へのアンケート調査で,学習過程の全体を囲む「プロジェクトのミッション」を学習の中心に据えつつ,情報の収集・編集・発信の流れで学習単元を構成することと,問題解決の過程を学習者自身が振り返るフェーズを設定することが,問題解決能力や批判的思考力の育成に有効であると認められた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,教科書教材の課題を克服した新教材の開発を行った。具体的には,「データの活用」領域における教科書教材は,データの読み取りや表し方に終始し,問題解決能力の育成に課題が残る。一方,開発教材では,学習過程そのものを重要視する。問題発見から,解決計画立案,データの収集・編集・発信へと学習を進める教材とすることで課題を克服した。この開発教材は,問題解決能力や批判的思考力の育成に資する教材として,学校現場で広く活用されることが期待できる。
また,授業実践を行う場合の評価における課題として,一授業単位ごとに細分化した評価や自己評価ワークシートが必要であることが明らかとなり,今後の改善も期待される。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-03-23  

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