一斉指導の中で個々の困難に応じた支援が可能となる新出漢字の支援教具の開発、指導方法の工夫をした。指導方法は、読みの先行学習から始め、支援教具は『イラスト付き漢字カード』『運筆の方向体感ボード』等がある。支援教具を活用した指導やゲームなどの活動を通して、読みや意味理解を確かにしていった。これらを通して、漢字を覚えることや書くことに抵抗があった児童が、漢字練習に意欲的に取り組むようになっていった。種々の支援教具が使われたことで、児童の学習意欲が高められ、教師も画一的な指導から実態に応じた指導に切り替えるなど、指導に工夫が加えられるようになった。
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