研究課題/領域番号 |
20H00845
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1200:教育工学関連
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研究機関 | 鶴岡工業高等専門学校 |
研究代表者 |
遠藤 健太郎 鶴岡工業高等専門学校, その他部局等, 技術職員
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 –
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
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キーワード | AIスピーカー / LINEBOT / 教育支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本校ではカリキュラム・働き方改革等の影響による各コースの実験実習時間数の削減や全国的な教職員数削減の動きにより、支援体制不足の問題が今後顕著になると推測される。 以上の問題解決のため、IT・AI技術を活用した教育ソリューションの開発を行う。実験実習用として、学生から多々ある質問等を学習してタイムリーに回答可能なAIスピーカーを製作・配備し、指導側が非対応時に支援可能な環境を整備する。また、学外でもコミュニケーションアプリであるLINEを活用し、問合せに年中リアルタイムで自動回答や情報配信可能なLINEBOTによる支援システムを構築して実験実習・資格取得支援等で活用する。
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研究成果の概要 |
本校ではカリキュラム・働き方改革等の影響による各コースの実験実習時間数の削減や全国的な教職員数削減の動きにより、支援体制不足の問題が今後顕著になると推測される。そこで、問題解決のため、IT・AI 技術を活用した教育ソリューションの開発を行った。実験実習用として、実験手順等の支援や質問に自動応答可能なAIスピーカーを製作し、指導側が非対応時に支援可能な環境を実現した。また、学外でもLINEを活用し、問合せにリアルタイムで自動応答や情報配信可能なLINEBOTによる支援システムを開発して遠隔支援で活用した。導入後の学生向けアンケートでは、問題解決に繋がる前向きな回答が多数得られ、有用性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育現場において指導側が支援方法の工夫・効率化等を恒常的に図り、教育の質を向上させる取組みは責務である。AIスピーカーの導入により、学習させた問いにタイムリーに自動応答可能で、実装した音声や画像による支援機能を有効活用する事で脱属人化にも繋がり、効率的な教育支援が可能となる。また、BOTを導入する事により、教職員が授業時間外や遠方からでも支援可能な体制が実現し、Webページ等とBOTを連携させる事で、支援情報の配信も容易となる。そして、本校の各コースに双方を展開し波及すれば、マンパワー不足等の問題解決をはじめ、IT・AI技術への関心・知的好奇心向上等も図れ、複合的な技術者育成の推進にも繋がる。
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