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酔わないVRキュポラ溶解体験教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20H00862
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1200:教育工学関連
研究機関北九州工業高等専門学校

研究代表者

吉武 靖生  北九州工業高等専門学校, 生産デザイン工学科 機械創造システムコース, 助教

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
キーワードVR / 酔い / キュポラ溶解
研究開始時の研究の概要

久留米高専では伝統的に「キュポラを用いた鋳造実習」を実施している. 少しでも多くの人にこのキュポラ溶解の体験をしてもらうために, VRでの教材を制作している. しかしながら, 制作したVR動画を視聴すると非常に酔うことが判明した. そこで, 酔う場面について視野の調整を施すことや, 手ブレの防止, フレームレートの調整などを行い, 酔いの低減を行う.

研究成果の概要

VR上で実習を体験できるようにするために,VRの酔いを低減することを研究目的とした.今回最も効果があったのは視野を狭める方法であった.特に作業者が移動するシーンが酔うため,移動時に限り,画面上に円筒形状のオブジェクトを設置し,オブジェクトを通して再生動画を見るようにすることで視野を狭めた.結果,明瞭に酔いが低減された.視野は狭いほど効果がある.本研究の結果,VR動画の酔いを低減する方法として,視野を狭める方法が活用できることが明らかとなった.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,久留米高専において行われる鋳造実習について,体験できるクラス,できないクラスがあることから,いかに全クラスが体験できるようになるかを考えたことから始まったものである.VRが酔い易いのは以前から言われており,酔い易いままでは動画を見たい者はいなくなってしまう.そのため,酔いの低減を本研究の目的とした.この研究や今後の研究によって,あらゆる学生が鋳造実習を体験できるようになれば,鋳造実習に限らずあらゆる実験実習などの教育に用いることができるようになるため,社会的,教育的に非常に意義がある.

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-03-23  

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