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女子に溶接技術の魅力を伝える教育プログラムの作成

研究課題

研究課題/領域番号 20H00865
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 1200:教育工学関連
研究機関有明工業高等専門学校

研究代表者

古賀 つかさ  有明工業高等専門学校, 技術部, 技術専門職員

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
2020年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード溶接女子 / 女性エンジニア / 安全講習 / 教育プログラム / 安全教育
研究開始時の研究の概要

本研究の概要は, 溶接初心者に向けて溶接技術の魅力を伝えるための教育プログラムを作成することである.
溶接中は, 発生するアーク光を裸眼で直視することは避けなければならないため, 作業者は溶接面を着用し, その遮光ガラス越しに溶融池を覗き, アーク・溶融池・溶接棒等の挙動について情報を得る必要があるが, 初心者の学生は視野が狭く, 溶接作業の姿勢や溶接棒の角度を指導しても伝わりにくい現状がある.
危険で怖いと思われがちな溶接作業を第三者の目線で伝え, わかりやすい教育用ビデオで確認することで, 理解度を深めてから溶接作業に入らせたい.

研究成果の概要

安全講習を兼ねたビデオを制作し、教育プログラムに盛り込むことで「女子中高生向けの溶接講座」の開講に向け準備した。初心者の学生が溶接作業に不安や恐怖を感じるのは、経験がないことからくる危険予知が出来ない状況があるため、事前学習は危険作業の問題解決の手段として有効である。コース選択前の学生にものづくりの楽しさ、溶接作業のやりがいの深さなどを伝えることで、機械工学科(メカニクスコース)を進路選択の視野に入れてほしい。
しかし令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、予定していた講座を開講することができなかったため、今後は中学生~高専1年生を対象に講座を開講する予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、機械系企業は女性エンジニアを多く求めている傾向にあるが、機械系へ進む女子学生は少なく、平成15年から31年までの17年間で本校の機械工学科を卒業した学生は596名であり、女子学生32名で全体の5.6%であった。しかし、入学した後の2年次に進路を決めるコース選択制になってからのメカニクスコース(旧機械工学科)を選択した女子学生(平成29年~令和2年度入学生)の割合は13.7%にまで上昇した。その要因のひとつに実際に機械実習を体験させることで機械に興味を持ち、メカニクスコースを視野に入れた女子学生が多かったと推察する。今後もコース選択前の学生へのフォローを拡充していきたい。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-03-23  

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