研究開始時の研究の概要 |
次期高等学校学習指導要領では数学的活動が引き続き重視されており, 日常の事象や社会の事象などを数理的に捉えることが位置づけられている. また「数理横断的なテーマに徹底的に向き合い考え抜く力を育成」するために「理数探究」等の科目が新設された. 本研究では, 津波の到達時間を題材に数学を活用する教材を開発する. これは日常の問題解決場面を数理的に捉えさせ, 物理や地学とのクロスカリキュラムにより数理横断的なテーマを生徒に考えさせる授業実践である. また, 問題解決の道具として数学を利用するだけでなく, 生徒の活動を通じて区分求積法の理解を深めさせる授業実践を構想したものである.
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