研究課題/領域番号 |
20H00897
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
1210:科学教育関連
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研究機関 | 津山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
小林 るみ 津山工業高等専門学校, 技術部, 技術職員
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 –
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
340千円 (直接経費: 340千円)
2020年度: 340千円 (直接経費: 340千円)
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キーワード | オオミジンコ / 表現型可塑性 / エピジェネティクス |
研究開始時の研究の概要 |
現在, 生物分野を学ぶ学生にとって, 遺伝子レベルで生命現象を捉える分子生物学を理解することは必須である. 同じゲノムを持つクローンであっても, 外的要因(エサの量・個体の密度・温度・日照時間など)により表現型に違いが生じることを習得させる実習を開発し, 遺伝子発現の調節およびエピジェネティックな発現制御の理解を促す. また学生がイメージを構築しやすくするために必要な, 観察・記録に適した動画撮影器具を開発する.
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研究成果の概要 |
現在, 生物分野を学ぶ学生にとって, 遺伝子レベルで生命現象を捉える分子生物学を理解することは必須である. 同じゲノムを持つクローンであっても, 外的要因(エサの量・個体の密度・温度・日照時間など)により表現型に違いが生じることを習得させる実習を開発し, 遺伝子発現の調節およびエピジェネティックな発現制御の理解を促す. また学生がイメージを構築しやすくするために必要な, 観察・記録に適した動画撮影器具を開発する.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
基本的に生物個体のどの細胞も受精卵に由来する同じ遺伝情報を持っているのにも関わらず別々の種類の細胞になる.細胞によって遺伝子ごとに目印をつけて使う・使わないが選別されており,この仕組みをエピジェネティクスと呼ぶ.近年このエピジェネティクスという概念・分野が遺伝子発現調節機構を理解する上で主流となっている.iPS細胞の研究やガン治療薬の開発などがその例である.しかし学生のなかにはエピジェネティクスな遺伝子発現や遺伝子発現調節機構と聞くだけで実習に気持ちが向かない子がいる.そこで学生がエピジェネティックな遺伝子発現の調節をイメージしやすい実習を開発し学生の理解を促すことは社会的意義があると考えた.
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