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積載物の偏荷重が走行車両に及ぼす危険性

研究課題

研究課題/領域番号 20H00946
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 2160:土木工学、建築学、航空宇宙工学、船舶海洋工学、社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
研究機関三重県警察本部刑事部科学捜査研究所

研究代表者

戸田 均  三重県警察本部刑事部科学捜査研究所, 三重県警察科捜研技官

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
470千円 (直接経費: 470千円)
2020年度: 470千円 (直接経費: 470千円)
キーワード軽四輪貨物自動車 / 偏荷重 / 走行性能
研究開始時の研究の概要

事故時の死亡リスクが高い車外放出が発生しやすい横転事故を防止するため、実車走行実験により積載物が車両性能に与える影響を明らかにする。対象とする車両は、小型軽量でありながら多様な積載物の運搬に利用される軽四輪貨物自動車とし、積載物を偏って積み込んだ状況で走行時の車両性能の変化を調査する。走行試験として、制動試験、定常円旋回試験、8の字走行試験を行い、車両性能の中でも基本となる制動性能及び旋回性能について、積載荷重の偏りが与える影響を調査する。

研究成果の概要

積載物の偏りが軽四輪貨物自動車の走行時の車両性能に与える影響を明らかにするため、積載物の位置を変えた状態で制動試験、8の字走行試験、定常円旋回試験を実施した。その結果、荷重の偏りは制動性能には大きな影響を与えないが、旋回性能には影響することが確認された。特に左右の荷重の偏りはステア特性に大きく影響し、走行速度が低い場合には荷重が偏っている逆側の方向への旋回時にアンダーステアの傾向が弱くなった。また、速度が高くなると荷重が偏った方向への旋回時に急激にアンダーステアの傾向が弱くなることが確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、積載物の偏りが車両の走行性能にどのような影響を及ぼすかを明らかにした。貨物車両の積載物については、これまで過積載についての注意喚起がほとんどであったが、60%程度の積載で実施した実験においても走行性能に影響が出ることから、偏荷重についての注意喚起もしていくことにより、交通事故防止に寄与できると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-03-23  

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