研究課題/領域番号 |
20H01007
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3150:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
成相 裕子 島根大学, 医学部, 国立大学技術専門職員
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 –
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
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キーワード | モノクローナル抗体 / ハイブリッドハイブリドーマ |
研究開始時の研究の概要 |
膵癌撲滅に向けたバイオ医薬品開発を最終目標として、膵癌の細胞浸潤能を抑制する抗体、および膵癌細胞ヘドラッグデリバリーできる二重特異性抗体を樹立し、機能評価と臨床応用を目指した膵癌の治療戦略の基盤を確立する。
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研究成果の概要 |
膵癌細胞株(MIA PaCa-2 あるいは PANC-1)を Scid マウスの膵臓に局注することにより、局所浸潤および肝転移を引き起こすマウスモデル実験系を作成した 。 このマウスモデル系を用いて、樹立した抗体の機能評価を行った。膵癌の標準治療薬であるゲムシタビン存在下、あるいは非存在下で抗体の有効性を評価した。 樹立したハイブリドーマから、一本鎖抗体 (scFv) を構築後、標的分子との結合を確認することができた。そして我々が樹立した新規タグ抗体とのハイブリッドハイブリドーマを樹立し、膵癌細胞表面へドラッグデリバリーできる膵癌の治療戦略の基盤を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌は生物学的悪性度の極めて高い疾患である。近年、分子標的薬が脚光を浴び様々な癌種で有用性が認められているが、膵癌においては未だ十分な効果が得られていない。膵癌治療において、新しい治療標的の発見を視野にいれた研究は非常に重要であり、かつ切望されている。 抗体は低分子化合物と異なり、元来生体で産生されるため、副作用が少ないことなどから 医薬品開発のハードルが低く、開発成功率が高い。膵癌撲滅に向けた バイオ医薬品開発の足がかりになると考える。
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