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医療ビッグデータ解析と基礎研究を融合した抗がん剤誘発腎障害の予防薬開発

研究課題

研究課題/領域番号 20H01070
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3180:医療薬学関連
研究機関徳島大学

研究代表者

神田 将哉  徳島大学, 病院, 薬剤師

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
470千円 (直接経費: 470千円)
2020年度: 470千円 (直接経費: 470千円)
キーワードシスプラチン / 腎障害 / 医療ビッグデータ / ビッグデータ解析
研究開始時の研究の概要

申講者はインシリコ解析を用いて、シスプラチン誘発腎障害に対する予防効果を持つ可能性のある既存承認薬剤を見出した。本研究では、それらの薬剤の腎障害抑制の作用機序を明らかにすることによって、シスプラチン投与患者に対する腎障害予防薬の開発につながる基礎的知見を集積する。

研究成果の概要

本研究はシスプラチン誘発腎障害に対する新規予防薬候補の探索を目的に行った。 遺伝子発現データベースであるGEOおよびLINCSを用いたビッグデータ解析により、シスプラチン誘発腎障害の予防薬候補として既存承認薬2種類が抽出され た。シスプラチン誘発腎障害モデルマウスを用いた解析から、ビッグデータ解析により抽出された既存承認薬のうち1種類はシスプラチン誘発腎障害に対して有効である可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

シスプラチン誘発腎障害はシスプラチンの減量や中止に繋がる場合も多く、有効ながん治療の遂行を妨げるため臨床上大きな問題となっている。がん薬物療法時の腎障害診療ガイドラインの中でも、腎障害の予防に推奨される薬剤はなく、シスプラチン誘発腎障害の新しい予防法の確立が求められている。
本研究の結果、ビッグデータ解析により抽出された既存承認薬がシスプラチン誘発腎障害に対して有効である可能性が示唆された。薬物動態・製剤情報が熟知されており、安全性が高い既存承認薬の有効性を証明した本研究成果は、迅速に臨床応用できる可能性が高い点で、非常に有意義である。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] シスプラチン誘発急性腎障害に対する各種5-HT3受容体拮抗薬併用の影響2021

    • 著者名/発表者名
      神田 将哉, 合田 光寛, 吉岡 俊彦, 吉田 愛美, 新村 貴博, 座間味 義人, 石澤 由紀, 八木 健太, 濱野 裕章, 岡田 直人, 石澤 啓介
    • 学会等名
      第94回薬理学会年会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] シスプラチンと5-HT3受容体拮抗薬併用が腎機能障害に与える影響2020

    • 著者名/発表者名
      相澤 風花, 合田 光寛, 神田 将哉, 吉岡 俊彦, 吉田 愛美, 新村 貴博, 八木 健太, 濱野 裕章, 岡田 直人, 座間味 義人, 石澤 有紀, 石澤 啓介
    • 学会等名
      第30回日本循環薬理学会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 5-HT3受容体拮抗薬併用によるシスプラチン誘発腎機能障害に与える影響2020

    • 著者名/発表者名
      神田 将哉, 合田 光寛, 吉岡 俊彦, 吉田 愛美, 新村 貴博, 石澤 有紀, 座間味 義人, 中馬 真幸, 濱野 裕章, 岡田 直人, 池田 康将, 桐野 靖, 中村 敏己, 石澤 啓介
    • 学会等名
      第137回日本薬理学会近畿部会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-03-23  

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