研究課題/領域番号 |
20H01085
|
研究種目 |
奨励研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3190:生体の構造と機能、病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
金子 直恵 愛媛大学, 医学部, 技術専門職員
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 –
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
|
キーワード | インフラマソーム / コムギ胚芽無細胞タンパク質合成技術 / 炎症 |
研究開始時の研究の概要 |
病原微生物や代謝産物などの分子パターンを認識して活性化する細胞質内タンパク質複合体であるインフラマソームは、遺伝性炎症疾患やメタボリックシンドロームなど、様々な疾患に関与することが報告されているが、詳細な機構については不明な点が多い。本研究では、インフラマソームを構成する分子の1つであるNLRP3と相互作用するタンパク質を網羅的に探索することで得られた候補タンパク質について、NLRP3インフラマソームをどのように制御しているのかを解析し、新たな治療標的の同定を目指す。
|
研究成果の概要 |
NLRP3インフラマソームは、遺伝性炎症疾患やメタボリックシンドロームなど、様々な疾患への関与が報告されている細胞内タンパク質複合体であるが、その調節機構については未だ不明な点が多い。そこで、これらの疾患に対する創薬ターゲットを見出し、より効果的に創薬を進めるために、ヒトの約 2 万種類のタンパク質アレイを用いて、NLRP3と相互作用する新規タンパク質の網羅的探索を行った。本年度は、得られた候補について細胞内でも同様の結果が得られるかどうか、検討を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NLRP3遺伝子の恒常的活性化変異はクリオピリン関連周期熱症候群という自己炎症疾患の原因となる。また、NLRP3インフラマソームは、メタボリックシンドロームなど様々な疾患への関与も報告されている。本成果は、NLRP3との未知の相互作用分子の存在を示唆するものであり、これらの疾患に対する新規の分子標的薬の開発につながる可能性を秘めている。
|