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MRIを用いた脳血流及び脳温度評価による放射線脳壊死鑑別法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20H01093
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3200:腫瘍学、ブレインサイエンスおよびその関連分野
研究機関東海大学

研究代表者

渋川 周平  東海大学, 診療技術部, 診療放射線技師

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
キーワード脳脊髄液 / 脳温度 / 放射線脳壊死 / MRI / 脳血流
研究開始時の研究の概要

MRIでは造影剤を利用した灌流画像によって血流を測定する方法が確立されている. これに申請者がこれまで研究してきた拡散強調画像による脳温度画像を組み合わせ, 解析することで脳腫瘍のエネルギー代謝指数に換算する. この解析法の正当性, 有用性について放射線治療を行う脳腫瘍患者によって1年の期間で評価する.

研究成果の概要

まず、人口脳脊髄液を用いた温度測定精度の検証を行った.この結果、Diffusion Tensor Imaging(DTI)による撮像を行い、算出されるfractional anisotropy(FA)を考慮した温度換算処理を用いることで脳脊髄液の流れや拍動を除去した温度測定が可能となった。放射線治療後の脳腫瘍患者群9名に対し、この温度測定法とGd造影剤を用いた灌流画像を取得したが、温度による放射線壊死の鑑別は難しかった。一方、permeabilityの補正を行った血流および灌流評価が有用であることが示唆された。今後はさらに症例数を増やし統計解析による正当性と妥当性の検証が必要と考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では脳温度測定にDiffusion Tensor Imaging(DTI)によるfractional anisotropy(FA)を利用した画像処理を用いることで温度の測定精度を改善できる事を明らかにした。一方で臨床症例では温度よりも脳血流及び脳血液量が放射線脳壊死診断に有用性が高いことが示唆された。本手法は臨床現場において実用的な時間かつ汎用的な装置で検査可能であるため、様々な脳の病態評価へ応用が期待できる。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Relationship between diffusion coefficient and temperature alteration: artificial cerebrospinal fluid phantom study2020

    • 著者名/発表者名
      渋川周平
    • 学会等名
      第48回日本磁気共鳴医学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-03-23  

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