研究課題/領域番号 |
20H01096
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3200:腫瘍学、ブレインサイエンスおよびその関連分野
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
藤田 一馬 秋田大学, 医学部附属病院, 薬剤師
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 –
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
410千円 (直接経費: 410千円)
2020年度: 410千円 (直接経費: 410千円)
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キーワード | シスプラチン / ネダプラチン / 遺伝子多型 / 食道がん / MRP2 / ABCC2 / 血液毒性 / プラチナ |
研究開始時の研究の概要 |
白金誘導体抗がん剤は、Copper Transporter 1(CTR)1により細胞内へ移行し、一部はGlutathione S-transferase(GST)により薬物-GSHを形成し無毒化され、ABCトランスポーターMultidrug Resistance-associated Protein(MRP)2により細胞外に排出される。残りはP-type ATPase(ATP7AおよびATP7B)により細胞外に排出される。本研究では、白金誘導体抗がん剤により誘発される副作用の発現頻度とCTR1、ATP7A、ATP7BおよびGST遺伝子多型との関連を検討する研究である。
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研究成果の概要 |
白金誘導体抗がん剤は、Copper Transporter 1(CTR)1により細胞内へ移行し、一部はGlutathione S-transferase(GST)により薬物-GSHを形成し無毒化される。残りはP-type ATPase (ATP7AおよびATP7B)およびABCトランスポーターMultidrug Resistance-associated Protein (MRP)2により細胞外に排出される。本研究では、白金誘導体抗がん剤により誘発される重篤な血液毒性の発現頻度とCTR1、ATP7B、MAP2およびGST遺伝子多型との関連を検討する研究である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内において食道がんに適応のある抗悪性腫瘍薬は非常に限られており、キードラッグであるプラチナ系抗がん剤の安全性を予測するバイオマーカーの確立は治療成績の向上にも繋がると考えられる。従って、本研究で解析する遺伝子多型が、FP/FGP療法の副作用発現に影響することが明らかとなれば、導入前に遺伝子解析することで、減量、副作用予防の強化、あるいは治療方針の変更が可能となり、患者のQOL向上にも繋がる可能性があると考えられる。
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