研究課題/領域番号 |
20H01100
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研究種目 |
奨励研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
3210:内科学一般、器官システム内科学、生体情報内科学およびその関連分野
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
小松 幸恵 秋田大学, 医学系研究科, 技術専門職員
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 –
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
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キーワード | siRNA / 肝線維化 |
研究開始時の研究の概要 |
アルコール、肥満等の生活習慣病的要因により引き起こされる肝線維化は、肝硬変・肝癌へと進行するが、線維化に対する根本的な治療法は確立していない。肝線維化抑制の標的として単離された因子をsiRNAにより発現抑制することで肝線維化が抑制できると報告されているが、標的因子が必ずしも肝星細胞特異的でないという問題点がある。本研究では、これまで肝線維化抑制効果が知られている複数種のsiRNAを低濃度で混合させることによる肝線維化抑制効果を培養細胞およびモデルマウスで検証する。
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研究成果の概要 |
本研究では、これまで肝線維化抑制効果が知られている複数種のsiRNAを混合させることによる肝線維化抑制効果検証を目的とし、培養細胞及びマウスで検討を行った。マウスへのsiRNA投与の予備実験としてマウス培養細胞でSec23A、Sec24D、HSP47の発現抑制効果の検討を行い、siRNAによる発現抑制効果を確認することができた。次にマウスへのsiRNA投与した際の導入効率確認のため、マウス尾静脈よりDNAを投与した結果、肝臓でのDNA発現を確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝線維化は生活習慣病的要因により引き起こされ、肝硬変・肝癌へと進行するが、線維化に対する根本的な治療法は確立していない。肝線維化抑制の標的として単離された因子をsiRNAにより発現抑制することで肝線維化が抑制できると報告されているが、標的因子が必ずしも肝星細胞特異的でないという問題点がある。本研究において、これまで肝線維化抑制効果が知られているsiRNAを低濃度で混合させることで、より効率的かつ安全なsiRNA治療薬の開発へと繋げることが可能になると考える。
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