• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

若者における包括的ながん予防プログラムの構築とその検討

研究課題

研究課題/領域番号 20H01141
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3250:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関山形大学

研究代表者

早坂 真貴子  山形大学, 保健管理センター, 看護師

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
キーワード子宮頸がん検診 / 乳がん自己検診 / 若者の受診率向上
研究開始時の研究の概要

近年若い女性のがん罹患者が増加傾向にあり、効果的な予防対策が必要とされている。本研究では、これまでの対象年齢を拡大させ、①知識や予防行動、がん検診未受診の理由等について実態調査を行い年齢層毎に分析する。その結果に基づいた②予防教育・乳房自己検診方法の指導し、③受診しやすいがん検診の環境を整えた検診を提供する一連の包括的ながん予防プログラムを構築・遂行し、予防策や検診受診率を向上させるための方法等について検証する。

研究成果の概要

若者の子宮頸がんや乳がん罹患者が増加傾向にあるが、日本のがん検診受診率が他の先進国に比べて低い状況にあるため、本学女子学生及び40歳未満の教職員を対象に本研究を実施した。
検診希望者は68名、検診前の問診結果より61名が子宮頸がん検診を受診した。事前説明により検診に対する不安が軽減し、受診しやすい身近な環境及び好印象の検診を体験すること、乳がん自己検診方法を教授することにより今後の受診意思を高めることができるものと考えられる。子宮頸がん・乳がん予防教育の啓発・検診機会の提供等包括的ながん予防教育は、検診受診への意識変容となり検診受診率の向上及び早期発見・早期医療に繋がるものと考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、若者の「子宮頸がん」や「乳がん」罹患者が増加傾向にある。早期発見するためにはがん検診を受診することが重要となるが、日本は先進国各国に比べて依然として低い受診状況にある。また、乳がんを早期発見ためには、乳房自己検診を定期的に実施することが重要となるが、その実施率は34.5%(乳房健康会による調査報告)と低い状況にある。
本研究では、予防教育・乳房自己検診方法の指導、受信しやすい環境でのがん検診の機会を提供するといった包括的ながん予防プログラムを構築・実践することは、若者の予防行動の変容や検診受診率を向上させ、早期発見・早期医療へと繋がり、社会的意義は大きいと考える。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-03-23  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi