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高齢心不全患者に対する和温療法と運動療法のフレイル改善効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20H01151
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3250:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関獨協医科大学

研究代表者

西川 佳織  獨協医科大学, その他部局等, 理学療法士

研究期間 (年度) 2023-06-09 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
260千円 (直接経費: 260千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 260千円)
キーワード和温療法 / 運動療法 / フレイル / サルコペニア / 心不全 / 高齢者
研究開始時の研究の概要

本研究は65歳以上のフレイルを呈する心不全患者20名に対し和温療法と運動療法を1日1回、週5日、2週間、計10回施行する。介入期間前後に握力、膝伸展筋力、歩行速度、生体電気インピーダンス法による筋量測定を実施する。コントロール群として、和温療法を併用せずに運動療法のみを実施した年齢と症状がマッチする心疾患患者のデータを心臓リハビリテーション室のデータベースから抽出し、介入群と比較検討する。

研究成果の概要

本研究では心不全の治療法で、乾式サウナでの加温を行う和温療法と運動療法を併用した場合の筋量・筋力・骨格筋量の改善を検討した。
和温療法・運動療法の併用群5名、通常の運動療法を行った群9名について筋肉量・握力・膝伸展筋力・総合的な身体機能評価であるSPPB、10m歩行速度を比較した。膝伸展筋力の体重比に関して併用群の方が改善傾向にあったが、統計学的な有意差は認められなかった。その他の項目についても統計学的な有意差は認められなかった。今後症例数、介入期間を増加させての検討が必要と考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢心不全患者はフレイル(身体・精神・社会的に脆弱な状態)を合併しやすく、自宅復帰が困難になりやすい。フレイル治療の選択肢として運動療法があるが、虚弱な高齢心不全患者には高負荷の筋力トレーニングなどの積極的な運動介入が困難な場合が多い。近年、温熱刺激と運動療法との併用により筋力・筋量を増加させる報告がある。そこで本研究では心不全の治療法で、乾式サウナでの加温を行う和温療法と運動療法を併用した場合の筋量・筋力・骨格筋量の改善を検討した。この点が明らかとなれば、我が国の高齢者医療における入院期間の延長や慢性期病院への転院などの負の連鎖を断ち切ることにつながると考えられた。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 高齢心不全患者に対する和温療法と運動療法のフレイル改善効果の検討2023

    • 著者名/発表者名
      戸谷佳織
    • 学会等名
      第2回和温療法学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 和温療法は慢性心不全患者のブロードマン46野の脳血流を増加させる2022

    • 著者名/発表者名
      西川佳織
    • 学会等名
      第一回和温療法学会学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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