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手書き避難者名簿をAIを活用し効率的に電子化するアプリケーションの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20H01160
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 4110:情報科学、情報工学、人間情報学、応用情報学およびその関連分野
研究機関富山高等専門学校

研究代表者

小泉 敦  富山高等専門学校, 技術室, 技術専門職員

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
キーワードスマートフォン / 避難者名簿
研究開始時の研究の概要

災害時に設置される避難所は、電力や設備面から避難者名簿を紙に手書きで作成しているが、名簿フォーマットは各自治体の取り組みにゆだねられており、統一フォーマットが存在しない。
自治体等の避難所設営主体者は避難者情報を提供するために、手書きの避難者名簿を電子化する必要がある。
本研究では、スマートフォンのカメラで映した手書きの避難者名簿の文字を、AIで読み取り、効率的に電子化を行うアプリケーションを開発する。

研究成果の概要

本研究で開発したアプリケーションは実際に災害が発生した場合の状況を想定し、特定のスマートフォンや端末に依存せず、Webブラウザで利用可能となるよう主要な処理はWebサーバー側で実装した。電子化の効率に直結する読み取り精度について、Webサーバー自身に処理させるよりも既存Webサービス(Google Cloud Vision API等)を利用した方が良い精度が得られた。これはWebサーバーで処理する際の学習データが既存Webサービスに比較して圧倒的に不足しているためと考えられる。
本研究は避難者名簿を効率的に電子化する手段の一つとして身近にあるスマートフォンを活用できることを確認できた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

災害等で設置される避難所で作成される避難者名簿には統一フォーマットが存在せず、各自治体の取組に委ねられている状況である。避難所では電力面などから紙に手書きで名簿を作成することが現実的なため、手書き名簿を電子化する作業は避けられない。人手が限られる中で、迅速な情報提供や災害対応を行うために、避難者名簿の効率的な電子化の一助となりえる本研究は社会的意義があると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-03-23  

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