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飼養衛生管理に合理性・実効性を持たせるためのサポートシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20H01162
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 4110:情報科学、情報工学、人間情報学、応用情報学およびその関連分野
研究機関宮崎大学

研究代表者

高塚 佳代子  宮崎大学, 工学部, 技術専門員

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
480千円 (直接経費: 480千円)
2020年度: 480千円 (直接経費: 480千円)
キーワード感染症流行リスクの指数化 / 防疫管理システム / 口蹄疫 / 新型コロナウィルス感染症 / 感染症流行リスクと経済的損失とのトレードオフ / 新型コロナウイルス感染症
研究開始時の研究の概要

感染力の強い口蹄疫(FMD)等の防疫対策では感染期間中の的確な防疫戦略の策定と感染を未然に防ぐ衛生管理が重要である。防疫戦略の策定には、感染シミュレーションモデルに基づく研究報告が多数ある。一方、衛生管理については、国が定める“飼養衛生管理基準”に基づく状況報告が義務付けられているが、報告結果を受けての改善に繋げるシステムが構築されていないため、実効性に欠けるという専門家の意見がある。本研究では、実効性を有する衛生管理システムの構築を目的としている。

研究成果の概要

口蹄疫に感染するリスクを農場ごとに指数化する方法を開発し、実際の口蹄疫のデータを使用して、この方法の有効性を確認した。次に、この方法を応用し、人の感染症流行リスクを指数化する方法を考案し、新型コロナウイルス感染症の感染データを使用して、有効性を確認した。更に、主要な交通網の影響を考慮することで、この方法の精度を向上させる可能性があることを明らかにした。これらの提案手法に基づいて、家畜伝染病の防疫管理サポートシステムの基本的な枠組みを考案した。また、人の感染症流行リスクと経済的リスクのトレードオフバランスを考慮した制御方策立案サポートシステムの開発に着手し、解決すべき課題を明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

新型コロナウィルス感染症や口蹄疫など、様々な感染症の防疫管理をサポートするシステムの開発により、感染症の発生や拡大を抑え、人や家畜の命と健康を守ることができる。また、感染症が拡大することにより、医療現場や社会経済に深刻な損失が発生するため、経済活動や社会生活の維持にも寄与する。更に、感染症の拡大により、人や家畜の健康意識が高まり、予防や対策に対する意識が向上することが期待される。感染症の防疫管理をサポートするシステムの開発は、これらの問題を解決するために重要な技術的・社会的貢献を果たすことができる。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] FMD-VS: A virtual sensor to index FMD virus scattering2020

    • 著者名/発表者名
      Takatsuka Kayoko、Sekiguchi Satoshi、Yamaba Hisaaki、Aburada Kentaro、Mukunoki Masayuki、Okazaki Naonobu
    • 雑誌名

      PLOS ONE

      巻: 15 号: 9 ページ: e0237961-e0237961

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0237961

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 感染症ハザードマップの基礎となる人流に着目した主題図について2022

    • 著者名/発表者名
      高塚, 木原,日野,黒田,関口,岡崎
    • 学会等名
      化学工学会第53秋季大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 感染症拡大リスクの地理的分布を推定するための手法研究 -COVID-19の感染データの利用2021

    • 著者名/発表者名
      高塚, 小酒井,黒田,関口,岡崎
    • 学会等名
      化学工学会第52秋季大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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