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AIを用いた動画に映る車両の走行速度自動計測システムの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20H01166
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 4110:情報科学、情報工学、人間情報学、応用情報学およびその関連分野
研究機関大阪府警察本部刑事部科学捜査研究所

研究代表者

中島 大輔  大阪府警察本部刑事部科学捜査研究所, 大阪府警察科学捜査研究所研究員

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
470千円 (直接経費: 470千円)
2020年度: 470千円 (直接経費: 470千円)
キーワード速度鑑定 / 画像解析 / ディープラーニング / 複比保存則 / 交通事故・犯罪
研究開始時の研究の概要

現在、防犯カメラやドライブレコーダが急速に普及し、それらの映像が表面化したことで、高齢者の暴走や煽り運転が取り上げられ、社会問題に発展しており、車両の速度や走行状況の鑑定が犯罪の立証に必要不可欠となっている。防犯カメラ映像等に映る車両の速度鑑定の手法の一つとして、その車両の画像上のホイール中心座標とホイールベースを基に複比保存則を用いて算出する手法がある。そこで、人工知能ニューラルネットワークを活用した画像解析により自動的にホイール中心を決定し、その精度を高め、車両の時々刻々の移動距離及び速度を自動計測するシステムを開発することを目的として研究を行う。

研究成果の概要

画像上に映る車両の速度を計測する手法の一つである複比保存則法は、現状目視で選択した画像上のホイール中心を基に計測する必要があり、人的なばらつきによりその精度は他の速度鑑定手法と比較して良いとは言えなかった。そこで、本研究では人工知能を用いて画像に映る車両のホイール中心を自動的に検出し、車両の速度を自動計測するシステムを開発し、人的な要因による誤差を排除することに成功した。
そして、走行実験画像を使ってこのシステムの検証をした結果、歪み補正を行った画像において±5cm以内の誤差で移動距離を計測できることが分かり、十分鑑定に使用できる精度のシステムの開発に成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、防犯カメラ等が急速に普及し、それらの映像が表面化したことで、煽り運転等が取り上げられ、社会問題に発展しおり、車両の速度や走行状況の鑑定が犯罪の立証に欠かせない必要不可欠なものとなっている。特に煽り運転や暴走運転等の危険運転では車両の速度鑑定が必要不可欠な現状であり、今まで以上に緻密、迅速かつ高度な映像解析技術の開発が急務となっている。本研究で開発したシステムを使えば、瞬時に正確な画像上に映る車両の速度を計測することが可能であり、事件、事故の迅速かつ的確な真相解明に多大に寄与するものである。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 深層学習を用いた複比保存則に基づく画像からの車両の速度推定に関する研究2020

    • 著者名/発表者名
      中島 大輔
    • 学会等名
      日本法科学技術学会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-03-23  

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