研究課題/領域番号 |
20H01184
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01020:中国哲学、印度哲学および仏教学関連
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
浅野 春二 國學院大學, 文学部, 教授 (30289714)
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研究分担者 |
丸山 宏 筑波大学, 人文社会系, 教授 (00229626)
吉野 晃 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (60230786)
廣田 律子 神奈川大学, 経営学部, 教授 (70260990)
小塩 さとみ 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (70282902)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | ヤオ族 / 儀礼文献学 / 道教 / 比較研究 / 儀礼システム |
研究開始時の研究の概要 |
漢字で記されたヤオ族の儀礼文献について、テキストの異同の調査や文字の校訂はもちろんであるが、かなり複雑で難解な儀礼文献をどのように読んでいくのかという方法の確立が喫緊の課題である。本研究は、実際に行われている儀礼の観察、儀礼に携わっている祭司の儀礼知識・儀礼解釈、各時代・各地域の道教儀礼文献との比較を通して儀礼文献の読解を進めながら、読解の方法の確立を目指すものである。
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研究実績の概要 |
令和5年度は本研究の最終年度である。研究代表者・研究分担者が各自の研究テーマに基づいて研究を進めるとともに、それぞれその成果を学会発表・論文等を通じて公表するように努めた。 浅野春二(研究代表者)は、令和4年度に作成した『資料報告 四組のミエン神像画 図像資料集』を国内外の研究者に送付した。引き続きベトナムのミエンの「老君飯」のテキストの録文の作成、儀礼文献上における儀礼名称の研究を進めた。丸山宏(研究分担者)は、ランテン・ヤオ族の儀礼文献の中でも、特に儀礼の細かな程序や意味づけを文章として多く含む、いわゆる「秘語」のジャンルに注目して、その解読に優先性を持たせて研究作業にあたり、その成果の一部を国際学会で発表した(台湾・国立政治大学開催「道教、女神与女人」国際学術研討会など)。吉野晃(研究分担者)は、タイ北部での現地調査を行い、歌と歌謡語についての研究を進展させた。その成果の一部は「タイ北部のミエンにおける歌と歌謡語(6)―「 五月捨傳出来的歌」の発音,注釈,転生観および修辞法 ―」(『東京学芸大学紀要 人文社会科学系』75)、「タイ北部のミエンにおける歌と歌謡語(7)―「趙富安旺的歌」の発音と注釈―」(『瑶族文化研究所通訊』10)としてまとめた。廣田律子(研究分担者)は、ミエンの歌謡の研究、治病儀礼の研究を進め、その成果の一部を「儀礼における資料と方法試論―ミエン・ヤオ研究を事例として」(『歴史と民俗』40)、「研究ノート ミエン・ヤオの歌文化の研究(Ⅱ)―『大歌書』に見える諸王―」(『麒麟』32)としてまとめるとともに、国際学会で発表した(香港・香港大学開催International Workshop on Yao Healing Ritualsなど)。小塩さとみ(研究分担者)は、ミエンの儀礼における歌の楽譜化、分析を進めた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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