研究課題/領域番号 |
20H01197
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01040:思想史関連
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
鷲巣 力 立命館大学, 衣笠総合研究機構, プロジェクト研究員 (30712210)
|
研究分担者 |
加國 尚志 立命館大学, 文学部, 教授 (90351311)
小関 素明 立命館大学, 文学部, 教授 (40211825)
福間 良明 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70380144)
富永 京子 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (70750008)
樋口 陽一 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 名誉教授 (60004149)
李 成市 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (30242374)
三浦 信孝 中央大学, その他部局等, 客員研究員 (10135238)
金子 元 秀明大学, 学校教師学部, 非常勤講師 (20869292)
中尾 麻伊香 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (10749724)
猪原 透 立命館大学, 文学部, 授業担当講師 (70795963)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2020年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
|
キーワード | 戦後日本思想 / 加藤周一 / 丸山眞男 / 鶴見俊輔 / 東北アジア / 近代化 / 雑種文化 / 竹内好 / アジア観 / 戦争体験 / 東アジア / 雑種文化論 / 『日本文学史序説』 / 映画 / 『羊の歌』 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では「東北アジアにおける戦後日本思想――加藤周一、丸山眞男、竹内好、鶴見俊輔を軸にして」と題した研究を進める。 今回の研究はこれまでの「加藤周一を軸にした戦後日本思想」から「加藤周一、丸山眞男、竹内好、鶴見俊輔を軸にした戦後日本思想」に拡げた。また、戦後日本思想を東北アジア、主として韓国・中国との関係で捉える。すなわち、戦後日本思想は東北アジアをどのように捉えていたか、東北アジアからどのように見られていたかを研究の基本に据えた。 このような研究を進めることを踏まえて、本研究に参加する研究者に、日本の研究者だけではなく、韓国・中国の研究者(海外研究協力者)をも加えることとしたのである。
|
研究成果の概要 |
研究成果は3つが挙げられる。第1は他の研究機関との共同研究を進めたことである。2017年以降の丸山眞男比較思想研究センターとの共同研究および共同発表は当該期間も継続した。共同研究会や共同企画展示、そして両研究センターの監修で、共著を刊行して、研究成果を世に問うた。東京大学東アジア藝文学院との共同公開討論会も新たに始め、これは今後の継続する予定である。 第2は研究にかかわる研究者が国内にとどまらず、中国人研究者、韓国人研究者にまで広げることができたことである。これは今後の国際的研究への礎になる。 第3は研究センター報告を刊行しただけではなく、一般読者を対象とする書籍も刊行したことである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
丸山眞男、加藤周一、鶴見俊輔という戦後日本思想を代表する知識人を軸にして、戦後思想を日本という枠組みだけではなく、東北アジアという枠組みで捉えるには、中国の研究者や韓国の研究者との共同研究が必要である。本研究では中国人研究者や韓国人研究者を交えて、非西欧国が直面する近代化の問題について意見を交わし研究を進めることができた。 国内的には東京女子大学の丸山眞男記念比較思想研究センターとの研究提携に基づく研究「丸山眞男と加藤周一―知識人の自己形成」を筑摩書房より刊行したことも成果として挙げられる。また東京大学東アジア藝文学院との公開共同研究会を持ったことも、新しい研究方法として学術的意義があった。
|