研究課題/領域番号 |
20H01201
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 博之 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (80334308)
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研究分担者 |
平松 秀樹 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携准教授 (20808828)
西 芳実 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (30431779)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2023年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 映画 / 東南アジア / 地域研究 / 物語文化圏 / 社会正義 |
研究開始時の研究の概要 |
東南アジア諸国の社会と文化に通じた地域研究者とアジアの映画史に通じた映画研究者による共同研究によって、東南アジア映画を分析・解釈する方法を提示する。1999年から2018年までの20年間を対象に、この時期の東南アジア諸国に共通する①家族と社会、②公正と正義、③信仰と赦しの3つの課題が映画にどのように表われているかを分析する。これを通じて、各国で興行的に成功した商業映画から抽出された物語の型と、映画史の観点から特筆すべき映画から抽出された表現の型を接合させて、現地の文脈と映画史を踏まえた東南アジア映画の理解の枠組みを提示する。
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研究実績の概要 |
社会・文化の理解を踏まえた映画分析の調査として、タイで1998~2020年に地元で制作された映画の作品リストを作成し、それらのうち興行成績や内容をもとに選んだ50本について、あらすじを含む概要を作成した。研究会での議論を通じて30本を選び、信仰規範、階層格差、歴史認識の3つの角度から分析した。 研究分担者および研究協力者による研究会を2回行い、東南アジア諸国について、国ごとの映画史、主要な映画監督・作品、映像・上映技術の変遷などの観点から検討を行い、前年度に引き続き「東南アジア映画」という括り方の意義およびその内容について検討した。 事例研究では、映像研究と東南アジア地域研究のそれぞれにおける基本的な分析概念について検討した。 2022年7月にマレーシア映画、10月にインドネシア映画についての一般公開シンポジウムを行った。一般参加者を交えたディスカッションを通じて、(1)都市部の多民族・多宗教社会における家族の継承における父権主義の位置づけ、(2)東南アジアにおける公教育と民間教育の役割について検討して理解を深めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
海外調査を行うことが可能になり、オンライン会議と現地調査を組み合わせて調査を進めることができたため、当初の予定に照らしておおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの研究で遅れている部分のフォローアップをするとともに、研究成果を取りまとめた出版の準備を進める。
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