研究課題/領域番号 |
20H01264
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
|
研究機関 | 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 |
研究代表者 |
小磯 花絵 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 教授 (30312200)
|
研究分担者 |
高木 智世 筑波大学, 人文社会系, 教授 (00361296)
遠藤 智子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40724422)
居關 友里子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, プロジェクト非常勤研究員 (70780500)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2020年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 子ども会話 / 日常会話 / 話し言葉コーパス / コミュニケーション行動 / 子どものコミュニケーション行動 / 日常場面の会話 / コーパス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、子どもを中心とする家庭を含む多様な場面・相手との会話を収録した上で、子どものコミュニケーション行動の発達過程を、成人のデータと比較しながら定量的・定性的に明らかにすることを目指す。言語コミュニケーションの中でも、質問応答・依頼・挨拶・呼びかけ・問い返し・あいづちといった談話行為に焦点をあてる。また子どもの言語コミュニケーション研究の活性化のために、収集したデータを対象とする映像を含めたコーパスの構築も目指す。
|
研究成果の概要 |
本研究では、子どもの会話データに基づき、子どものコミュニケーション行動の発達過程について、特に会話分析・談話分析の手法により明らかにした。子供のコミュニケーション行動を多角的に分析するために、多様な場面の子ども中心の会話データ50時間を映像まで含めて収集し、形態論情報などを付与して研究に活用した。2024年度中にコーパスを一般公開するために、匿名化の処理なども研究期間中に実施した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の最大の社会的・学術的貢献は、研究のために収集・整備した子ども会話データをコーパスとして一般公開する点に見出すことができる。従来の研究では、母子間会話が対象されることが多かった。しかし本研究では、日常生活における多様な場面・多様な相手との会話を収集し、動画付き子ども会話コーパスとして2024年度中に公開する。代表者が構築に携った成人中心の日常会話コーパスと接続させることで、コミュニケーションを含む言語の発達・変化の過程を、子どもから高齢者まで長期に渡り実証的に研究できる基盤を整備することができた。
|