研究課題/領域番号 |
20H01316
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
下村 周太郎 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (40581822)
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研究分担者 |
高木 徳郎 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (00318734)
尾上 陽介 東京大学, 史料編纂所, 教授 (00242157)
三上 喜孝 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (10331290)
西尾 知己 関東学院大学, 国際文化学部, 准教授 (20453996)
似鳥 雄一 高千穂大学, 商学部, 准教授 (30719521)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 栄山寺 / 古代 / 中世 / 荘園 / 寺院 / 村落 / 景観 / 古文書 / 古代史 / 中世史 / 日本古代史 / 日本中世史 / 寺院史 / 地域史 / 荘園史 / 村落史 / 宇智郡 / 景観史 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は栄山寺(奈良県五條市)を対象とした歴史学の立場からの総合研究であり、栄山寺文書諸本の史料調査に基づく文書群復元と、栄山寺領故地の現地調査に基づく歴史的景観復元とを、2つを柱とする。その上で両者の融合を図る。すなわち、文書史料から抽出される地理情報と現地調査で得られた景観に関する知見との照合を通じて、寺領における開発の展開を明らかにするとともに、寺内における文書管理のあり方とも関連づけることで、前近代を通じた寺領構造と寺内組織の全体像を描き出す。
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研究実績の概要 |
本年度は4年間の研究期間の最終年度であることから、年度末に研究成果報告書を刊行することを最終目標に見据えながら活動を進めた。本研究は「文書群復元と歴史的景観復元の融合による栄山寺および栄山寺領の総合的研究」との研究課題名にあるように、栄山寺文書に関する史料調査と旧栄山寺領における現地景観調査とを研究活動の二つの柱としている。 前者に関しては、前年度までの調査を踏まえ、引き続き栄山寺・国立歴史民俗博物館・陽明文庫など各所に所蔵されている栄山寺文書の原本について調査・研究を進めるとともに、東京大学史料編纂所や国立公文書館に所蔵されている栄山寺文書の写本についても調査を進めた。また、栄山寺から流失したと思われる旧蔵の文書や聖教、あるいは、天理大学附属天理図書館に所蔵されている栄山寺や栄山寺領に関連する史料について、収集・分析を進め、研究資源化に取り組んだ。 一方、後者に関しては、応募段階で計画していた現地での関係者への聞き取りを含む大人数での耕地調査や水利調査は、新型コロナウイルス感染症の蔓延を受けて見直さざるを得なくなったものの、これを代替・補完するものとして前年度までに進めた五條市役所や奈良地方法務局五篠支局が所蔵する地籍図の調査を踏まえ、地籍図の全体像の把握、GIS上での字界や字名の比定などに取り組み、研究基盤の整備に努めた。 以上を踏まえ、3月には研究成果報告書を刊行することができた。報告書は主に前者に関わる第一部「栄山寺と栄山寺文書」と、主に後者に関わる第二部「栄山寺領と宇智郡」とで構成した。第一部には栄山寺に伝来した文書や関連史料を収集・分析した成果として「陽明文庫所蔵栄山寺文書について」などを、第二部には宇智郡の歴史および景観に関する史料や地籍図を収集・分析した成果として「五條市役所所蔵の明治地籍図について」などを収めた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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