研究課題/領域番号 |
20H01336
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
|
研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
河原 温 放送大学, 教養学部, 教授 (70186120)
|
研究分担者 |
加藤 玄 日本女子大学, 文学部, 教授 (00431883)
三佐川 亮宏 東海大学, 文学部, 教授 (20239213)
堀越 宏一 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20255194)
鈴木 道也 東洋大学, 文学部, 教授 (50292636)
藤崎 衛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50503869)
黒田 祐我 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (50581823)
薩摩 秀登 明治大学, 経営学部, 専任教授 (70211274)
大月 康弘 一橋大学, 大学院経済学研究科, 教授 (70223873)
高田 良太 駒澤大学, 文学部, 教授 (80632067)
菊地 重仁 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80712562)
甚野 尚志 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90162825)
皆川 卓 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (90456492)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2021年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
|
キーワード | 合意形成 / 代表制集会 / 公会議 / 都市参事会 / 国王集会 / 多数決原理 / 身分制議会 / ヨーロッパ中近世 / 領邦議会 / 代表制集会・合議制 / 中近世ヨーロッパ史 / 王国・諸侯・教会・都市 / 三部会 / 合議制 / 代議制 / 国王・諸侯・教会・都市 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、中近世ヨーロッパにおける身分制議会に代表される代表制集会および合議制の起源とその歴史的展開を王国、諸侯領、教会、都市という4つの場を中心として検討する試みである。13名の研究分担者は、それぞれヨーロッパ各地域をカヴァーしており、、比較史的検討を通じて前近代ヨーロッパ社会の合意形成システムの全体的特質を明らかにすることをめざしている。
|
研究成果の概要 |
本科研は、中近世ヨーロッパ諸国において合議による合意形成がいかになされたかを、中世初期から16世紀までの時代枠のなかで探求することを目的として遂行された。分担研究者13名を4つの班(教会・公会議班、皇帝・教皇班、身分制議会班、都市班)に分けて、それぞれの組織・機関における政治的合意形成のプロセスを分析することを試みた。毎年4回の研究会の開催を通じて、ヨーロッパ各地域における合意形成の事例報告がなされ、権力主体の相違、時代的、地域的差異と共通点について議論を深め、中近世ヨーロッパにおける政治的意志決定をめぐる多様なあり方を確認することができた。海外史料調査もほぼ実現することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究プロジェクトでは、中近世ヨーロッパにおいて「合議による合意形成」がいかになされたかを研究テーマとした。教会・公会議班、国王・皇帝班、身分制議会班、都市班の4つのグループごとに、それぞれフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ネーデルラント、東欧などの地域の専門研究者13名を中心に合意形成のプロセスをさまざまな角度から検討した。3年間で全12回の研究会の開催を通じて、権力主体の相違、時代的、地域的差異の特異性が明らかにされた。また3年目の2022年度以降は、海外史料調査も実現できた。 全体を総括した報告書の作成には至らなかったが、今回の共同研究の成果を今後論集としてまとめる予定である。
|