研究課題/領域番号 |
20H01381
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03070:博物館学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐々木 猛智 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (70313195)
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研究分担者 |
鶴見 英成 放送大学, 教養学部, 准教授 (00529068)
野下 浩司 九州大学, 理学研究院, 助教 (10758494)
遠藤 秀紀 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30249908)
佐藤 圭 金沢大学, GS教育系, 講師 (40780036)
西秋 良宏 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (70256197)
上杉 健太朗 公益財団法人高輝度光科学研究センター, 分光推進室, 主席研究員 (80344399)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2022年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 博物館学 / 形態学 / 博物館資料 / 博物館 / 3D化 |
研究開始時の研究の概要 |
博物館の標本を利用する研究は標本の形態の識別や分類に関係している。しかし、研究者がどこに注目して形を識別してきたのか着眼点が明確に説明されてこなかったことも多い。そこで、本研究では3Dデータ を定量化することで、形に関するあらゆる分野の研究に応用すること、そしてその成果を展 示公開事業に活用することを目指す。本研究の対象は考古学、文化人類学、古生物学、動物学、植物学と広範囲に渡り、各専門分野の知識を活かした、文理融合型の研究を推進する。
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研究成果の概要 |
収集し蓄積した博物館標本を学術研究および展示公開事業に活かすことは博物館の重要な課題である。博物館の多くの分野において標本の研究は形の研究に依存している。本研究では動物学、古生物学、考古学の分野を対象に、貝類、哺乳類、土器等の考古遺物を材料として、標本の形態に関する様々な研究事例を論文として公表した。形態形質は2次元のものから3次元のものまで様々な手法を組み合わせて解析した。また、形態進化の研究は分子系統解析と併せて行った。本研究で得られたデータは博物館の展示に使用し、展示手法の研究に用いた。本研究の成果は収蔵標本データベースに追加され、今後の新しい研究にも活用される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
形の比較や分類は社会のあらゆる分野で行われている。収蔵標本を視覚的に分かりやすく見せる手法を研究する、あるいは研究の現場において行われている形に関する分析の事例を分かりやすく提示することは博物館の機能を高めるために重要である。本研究では、博物館の収蔵標本を実際の学術研究に使用し、その過程で蓄積されたデータを用いて展示公開事業を実践することに意義がある。
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