研究課題/領域番号 |
20H01390
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04010:地理学関連
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
高岡 貞夫 専修大学, 文学部, 教授 (90260786)
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研究分担者 |
苅谷 愛彦 専修大学, 文学部, 教授 (70323433)
佐々木 明彦 国士舘大学, 文学部, 准教授 (20608848)
泉山 茂之 信州大学, 学術研究院農学系, 教授 (60432176)
東城 幸治 信州大学, 学術研究院理学系, 教授 (30377618)
齋藤 めぐみ 独立行政法人国立科学博物館, 地学研究部, 研究主幹 (40455423)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2020年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | ジオ多様性 / 生物多様性 / 高山地域 / 野生動物 / 生物系統地理学 / ジオダイバーシティ / 進化生態学 / 山岳地域 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、北アルプス南部とその周辺域を主な研究対象地域として、高山地域に点在する小規模な池沼を核とする生物多様性とジオダイバーシティ(自然地理学的な環境の多様性)の関係の解明を目指すものである。移動能力も池沼とのかかわり方も異なる哺乳類、昆虫類、両生類、珪藻類など対象に、種および遺伝子レベルの多様性、季節別の出現パターンや生活史などの特徴が、高山特有の環境やその空間配置とどのような関係にあるのかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
ジオ多様性(非生物的自然の多様性)と生物多様性の関係について、中部山岳地域の山地池沼を事例に検討した。水生昆虫は微地形に対応する池沼の成因に結びついたジオ環境の違いによって種レベルの多様性が創出され、小・中スケールの地形が遺伝子レベルの多様性の創出にかかわっていることが明らかになった。また、珪藻は微地形に対応する池沼の成因と結びついたジオ環境の違いだけでなく、小・中スケールの地形による分散の阻害の影響も受けて、種相当レベルの多様性が成立していることが示唆された。これらの違いの背景には、両者の分散能力の違いが関係していると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のように流域スケール(中地形から微地形のスケール)において、自然地理学的な環境やその多様性と結び付けて生物多様性の形成過程を理解することは、主に大陸スケールや日本列島スケールで行われてきた生物系統地理学の研究成果を成因論的な面から裏付けることに資するとともに、生物多様性の保全計画の立案やジオパークに代表される環境教育などの諸活動に対しても貢献しうるものである。
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