研究課題/領域番号 |
20H01399
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
上杉 昌也 福岡工業大学, 社会環境学部, 准教授 (50791886)
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研究分担者 |
豊田 哲也 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 教授 (30260615)
上村 要司 公益社団法人都市住宅学会(都市住宅研究センター), 都市住宅研究センター, 研究員 (30865837)
桐村 喬 京都産業大学, 文化学部, 准教授 (70584077)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 居住分化 / 都市分極化 / グローバル都市 / 国際比較 / 不動産データ / 住宅市場 / 不動産市場 / グローバル / 都市国際比較 / アンケート調査 / 近隣変化 / 垂直分化 / 都市圏 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、不動産物件やその取引に関する非集計データを含む定量的分析に基づいて、2000年以降のグローバル都市における居住分化の実態とその変化を把握し、不動産市場を通じた居住分化の形成要因や社会的帰結を明らかにすることが目的である。また、国際都市比較を通じて、グローバル都市間における差異を生み出す文脈的要因についても明らかにし、居住分化と不動産市場の分極化に関する統合的な理解を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、これまで十分活用されていなかった不動産物件やその取引に関する非集計データ、さらにアンケート調査データに基づく定量的分析によって、2000年以降のグローバル都市における社会経済的な居住分化の実態とその変化を把握し、不動産市場を通じた居住分化の形成要因や社会的帰結を明らかにした。また、東京・大阪、ニューヨーク、ロンドンの都市比較を通じて、グローバル都市間におけるこれらの差異を生み出す文脈的要因についても考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2000年代以降、地区スケールの居住分化に関して日本を対象とした統計的手法に基づく国際比較研究は非常に限られており、本研究は欧米に偏っていたグローバル都市研究の隙間を埋めるものと位置づけられる。また、本研究はセンサスベースの小地域人口データだけでなく、従来の居住分化研究では利用が限られていた不動産物件とその取引に関する非集計データ、アンケート調査データなどを活用することで、最新の社会情勢を反映することが可能となった。このような点を踏まえ、一連の成果は居住分化の空間パターンの記述的な実態把握にとどまらず、居住分化が居住者に及ぼす社会的帰結までの統合的な理解につながるものと考えられる。
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