研究課題/領域番号 |
20H01400
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
山田 嚴子 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (20344583)
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研究分担者 |
小山 隆秀 弘前大学, 大学院地域社会研究科, 客員研究員 (00898124)
渡辺 麻里子 大正大学, 文学部, 教授 (30431430)
小池 淳一 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (60241452)
原 克昭 弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (70318723)
羽渕 一代 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (70333474)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 民俗信仰 / 仏教民俗 / 熊野信仰 / 民間巫女 / 恐山信仰 / 宗教的知識 / 俗信 / 天台宗 / 呪術 / 修験 / 民俗宗教 / テキスト / 巫者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は東北の巫者が近代以降の新たな制度に対応してゆく過程で、在来の「知識」をどのように再配置し、地域住民とともに新たな宗教的実践を再構築してきたのか、そのプロセスを問うものである。 一関市大乗寺については、映像資料を作成し、祭文、経典については、録音、翻字を行う。また恐山円通寺については、もと小川原湖民俗博物館旧蔵資料で、現在は青森県立郷土館に寄贈されている文書類の翻刻と、文書の収集の背景の聞き取りを行う。量的調査は青森県、岩手県と比較のために東京都で質問紙調査を行う。研究成果は報告書を作成し、弘前大学地域未来創生センターや青森県立郷土館のwebページなどでも発信してゆく。
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研究実績の概要 |
「俗信」の量的調査班は、質問紙を作成し、東北、関東、関西の協力を承諾した大学に送付し、データの回収、単純集計の後、分析に入った。 恐山の調査・研究班は、恐山の研究史を執筆予定であった研究協力者が近代以前の恐山信仰について新資料青森県立郷土館蔵「恐山関連資料」をもとに執筆するよう変更した。変更に伴い、研究分担者は近代以降の恐山信仰と観光化について、関連資料の調査を進めた。 寺院調査班は、新型コロナウィルスの感染状況に鑑み、実施を見送った。 修験関連調査・研究班は執筆準備に入った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルスの感染状況により、調査対象寺院の調査を進めることができず、延期のやむなしに至った。俗信研究、恐山研究、修験研究は順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
班ごとに調査・研究を進めており、新型コロナウィルスの感染状況が好転しない場合は、過去の調査資料の整理や、他の民間巫者を包摂した寺院の調査データを活用して、課題に答える方途を探る。
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