研究課題/領域番号 |
20H01465
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
篠田 英朗 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (60314712)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 国際安全保障 / パートナーシップ国際平和活動 / 国連 / PKO / 地域機構 / 法の支配 / 集団的自衛権 / 集団安全保障 / パートナーシップ平和活動 / 国際平和活動 / 平和構築 / 地域組織 / 安全保障 / 国際社会 / アフリカ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、国際安全保障における協働化/分業化の状況を分析するため、アフリカに展開する国際平和活動の調査・比較を行う。国連と地域機構・準地域機構が協力して行うパートナーシップ国際平和活動は、アフリカでのみ発展している。なぜか。この問いに答えるために、本研究は、国際安全保障の協働化/分業化の仕組みに着目する。国連PKOが遂行できない武力行使を伴う活動をアフリカでは(準)地域機構が担うことができるため、パートナーシップ平和活動はアフリカでのみ進んできた、という仮説を検証する。主要なアフリカの国際平和活動に焦点をあてて、理論・組織・情勢分析を通じて、国際安全保障の協働化・分業化を解明する。
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研究成果の概要 |
本研究では、国際安全保障における協働化/分業化の状況を分析するため、アフリカに展開する国際平和活動の調査・比較を通じて、国連と地域機構・準地域機構が協力して行うパートナーシップ国際平和活動がアフリカでのみ発展している状況の背景を解明した。本研究は、国連PKOが遂行できない武力行使を伴う活動をアフリカでは(準)地域機構が担うことができるため、パートナーシップ平和活動はアフリカでのみ進んできた、という仮説を、国際安全保障の協働化/分業化の仕組みに着目して検証した。主要なアフリカの国際平和活動に焦点をあてて、理論・組織・情勢分析を通じて、国際安全保障の協働化・分業化を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パートナーシップ国際平和活動は、国際平和活動全体の近年の傾向を象徴する重要テーマであり、それがアフリカでなぜ常態化しているのかを解明することは、焦眉の課題である。さらに地域機構・イニシアチブの役割の増大は、国際安全保障システムの進展そのものに関わる事項である。パートナーシップ国際平和活動の性格の解明を通じて、現代の国際安全保障システムの特徴を捉える大きな手掛かりが得られることも、本研究が示していることである。
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