研究課題/領域番号 |
20H01534
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
加護野 忠男 神戸大学, 経営学研究科, 名誉教授 (80030724)
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研究分担者 |
上林 憲雄 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (00243296)
加藤 厚海 岐阜大学, 社会システム経営学環, 教授 (10388712)
原口 恭彦 東京経済大学, 経営学部, 教授 (20343452)
下野 由貴 名古屋市立大学, 大学院経済学研究科, 教授 (20379473)
小沢 貴史 大阪公立大学, 大学院経営学研究科, 准教授 (50367132)
石井 真一 大阪公立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (70315969)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | サプライチェーン / 企業間関係 / 合弁マネジメント / 現地化 / インド / 駐在員 / 自動車産業 / 合弁事業 / 国際経営 / 文化的距離 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、インドにおける自動車サプライチェーンの現地化プロセスを解明する。そこではインドと日本との文化的距離を踏まえた上で、日系自動車サプライチェーンの現地化とマネジメントの類型化を行う。そして、自動車部品調達の現地化プロセス(サプライヤーの育成・活用)、日系企業と現地企業の合弁事業のマネジメント、合弁事業における駐在員の役割という3点に着目した上で、サプライチェーンの現地化プロセスを解明する。
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研究実績の概要 |
本研究は、インドにおける自動車サプライチェーンの現地化プロセスを明らかにすることを目的としている。グローバルな自動車産業において、インドの存在価値は高まっており、インド市場でいかに競争優位を築くかが重要となっている。しかし、従来の研究では、インドの自動車サプライチェーンを詳細に調査している研究はあまりなく、インドにおける自動車サプライチェーンの現地化の実態を調査・分析することは、国際経営の分野において意義のあることであるといえる。 具体的には、インドと日本の文化的距離に注目して、日系自動車サプライチェーンの現地化とそのマネジメントの類型化を実施する。また、自動車部品調達の現地化プロセスや取引先であるサプライヤーの支援や育成について調査を進める。さらに、日系企業がインドへ進出する際に、現地企業との合弁事業を行うことが多いが、その合弁のマネジメントや、合弁事業における駐在員の役割についても明らかにする。 当初の計画では、インドへ渡航し、現地に進出している日系企業に対して、インタビュー調査を行う予定であった。しかし、新型コロナ感染症の蔓延によって、実施することが困難となった。したがって、2020年度に引き続いて、2021年度も製品開発プロジェクトの現地化や、取引先の支援(サプライヤー・デベロップメント)などの関連する先行研究のレビューを中心に進めることになった。また、日本国内における調査については、オンラインだけでなく、対面でも実施することが可能となったこともあり、インドに進出している日系企業の担当者に対するインタビュー調査を実施することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の蔓延が世界的に広まっており、インドにおける現地調査ができなかった。その代わりに、当初のスケジュールを見直して、関連する先行研究のレビュー、インド進出企業のデータベースの作成、日本国内におけるインタビュー調査を進めてきた。
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今後の研究の推進方策 |
今後はインドの現地調査を進める必要性があるが、現地への渡航が可能となるまでは、インドへ進出している日系企業に対してオンラインでインタビュー調査を行う。また、現地への渡航が可能となった場合には、速やかに現地調査を実施する。これらの調査を確実に実施するために、調査会社を活用する予定である。
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