研究課題/領域番号 |
20H01607
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
佐野 光彦 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (30446033)
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研究分担者 |
大庭 潤平 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (10406259)
九十九 綾子 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (10454654)
坂本 真司 大手前大学, 現代社会学部, 准教授 (20425094)
渡辺 崇史 日本福祉大学, 健康科学部, 教授 (30410765)
前嶋 元 東京立正短期大学, その他部局等, 教授 (40713483)
藤田 裕一 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (90754565)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 障がい児童・生徒 / 教育支援 / 福祉 / バングラデシュ / 弱者包摂 / 障がい児・生徒 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、バングラデシュの最も弱い立場に追い込まれている障がい児童・生徒に焦点を当て、彼らの社会参加への阻害要因を明らかにすると同時に、問題改善に向けた実践の方向性について、今までの発展途上国研究で個別に行われてきた社会科学的調査研究(社会福祉)と、福祉工学研究との分野横断的なアプローチで考察する。そして、これにより国連のSDGs(持続可能な開発目標)の「質の高い教育をみんなに」を目指す。
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研究実績の概要 |
バングラデシュにおいては、コロナ禍で世界最長のロックダウンが行われたために、現地調査は困難であった。オンライン会議も現地の通信環境の未整備により、困難さがあった。それが2022年度後半に多くの制限があったが、一次調査を行うことができた。当初計画していた現地調査を2022年の8月~9月、2023年3月に行うことができた。視覚障害特別支援学校(Blind Education and Rehabilitation Development Organization)、国立特別支援学校(National Centre for Special Education:聴覚障害)、CRP:NGO総合リハビリテーションセンター(Centre for the Rehabilitation of the Paralysed)などで調査を行った。その後の2023年8月には、CRPで研究会、3Dプリンタのワークショップを開催した。このワークショップでは、高温多湿の環境下での動作方法について協議した。またGono大学でSocial Inclusion and Education Support to The Student with Disabilities in Bangladeshというテーマで、セミナーを開催した。この様子は、現地の複数の新聞にも取り上げられた。そこでは大学での障がい学生支援についても、有益なデータを得ることができた。CRPのインクルーシブ・スクールと協働で、障がい児童の調査もスタートさせることができた。アンケート調査を実施するために、その調査項目、アンケート内容の検討を行った。その結果をもとに、今後、障がい児童に適した自助具、補助具の作成を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
バングラデシュにおける現地調査が、コロナ禍のために遅れていたが、2022年度の後半にようやく一次調査を行うことができた。しかし、国政選挙に関連する混乱等で、思うようには調査が進んでいないので、全体としてはやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
今後もCRPとの共同研究による3Dプリンタで作成する自助具・補助具に関してオンライン研究会を開催する。合わせて、CRPのインクルーシブ・スクールともオンライン形式で、障がい児童へのアンケート調査について協議する。視覚障害特別支援学校や国立特別支援学校においても、同様の調査を行う。その調査項目、アンケート内容の検討を行っていく。その結果をもとに、障がい児童に適した自助具、補助具を作成する。また調査結果を踏まえて、各人が分析・評価し、論文作成を行う。
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