研究課題/領域番号 |
20H01630
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
岡田 倫代 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (50587433)
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研究分担者 |
鈴江 毅 静岡大学, 教育学部, 教授 (70398030)
片山 はるみ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (90412345)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 自殺予防 / メンタルヘルス / 子ども / 連携 / OODAループ / 抑うつ |
研究開始時の研究の概要 |
我が国における10代の自殺者は外国に比べ国際的にみても深刻である。本研究では、子どもの自殺予防を推進するために、柔軟な判断や迅速な実行が最優先されるOODAループ(Observe観察・Orient判断及び方向付け・Decide決定・Act行動)による連携協働システムを構築する。 具体的には、(1)「子どものからだとこころのチェックシート」を開発し、教職員のメンタルヘルスの調査との関連性を探る。(2)教育・医療・福祉の連携に関する実態を調査し効果的な連携協働方法を検討する。(3)以上を集約し、OODAループによる教育・医療・福祉の有機的連携協働マニュアルを作成する。
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研究成果の概要 |
本研究では、子どもの自殺予防の推進のために「子どものメンタルヘルスチェックシートの開発・活用」により、子どもの抑うつ状態を早期発見し、教育・医療・福祉等での「OODAループによる連携協働体制システムの構築」を試みた。 その結果、現在実施している連携協働体制や内容、教職員の主観的健康感及びメンタルヘルスの状態について関連が明らかになり、OODAループを高速で回すためには、教職員のOODAに関する意識を高め、お互いの専門性に立った連携こそが円滑・発展的に実施されるべきであり、それに対する組織編成が必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもに対する「メンタルヘルスチェックシートの開発と活用」の意義は、教職員が客観的に子どものSOSを把握することで適切な関わりができ、早急に連携協働につながる点である。また「OODAループによる連携協働体制システムの構築」の意義は、教育・医療・福祉への有機的に連携する方法のシステム化であり、自殺予防はもとより不登校の予防や将来の引きこもりの予防にもつながる点である。そのための実態調査から、新たな知見を得、課題を発見することができたことである。
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