研究課題/領域番号 |
20H01648
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 相模女子大学 |
研究代表者 |
渡辺 幸倫 相模女子大学, 学芸学部, 教授 (60449113)
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研究分担者 |
藤田ラウンド 幸世 横浜市立大学, 都市社会文化研究科, 客員研究員 (60383535)
宣 元錫 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (10466906)
渡辺 長 帝京科学大学, 医療科学部, 講師 (40742044)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 国際結婚 / 在外日本人 / 移住 / 教育戦略 / ナラティブインタビュー / 教育意識 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、下記の3つの課題に取り組む。 【課題1】アジア5か国で子育て中の日本人を含む国際結婚家庭のインタビューを行い、多文化環境下での子育の諸相を描写・記述する。 【課題2】日本からの移民の子育て意識という観点から夫妻のインタビューを対比しながら、トンランスナショナル空間とローカル文脈の中で構築される教育意識を分析する。 【課題3】収集したインタビューを元にモデルケースを構築し、アジア5か国の比較をするとともに、新日本人移民像を析出する。
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研究成果の概要 |
本研究では、アジア5か国(中国、韓国、フィリピン、タイ、シンガポール)で子育てする国際結婚家庭に着目し「日本人当事者」と「相手方配偶者」の両者を対象に教育意識を軸としたライフストーリーを収集・分析した。2022年度にはコロナ禍による影響も薄れ、中国を除く地域の調査研究を十分に進めることができた。2023年度には現地調査や対面での全体会議なども行うことができ、相互の研究を十分に共有、議論を深めることができた。結果として研究成果を各地の学会発表や論文として公表することもでき、コロナ禍による影響はあったが当初の想定していた成果に近づけることができたと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義としては、国際結婚家庭の教育意識を多国間で比較分析することで、文化的背景や社会的要因が子どもの教育方針や学校選択に与える影響を明らかにしたことがあげられる。特に、日本人親の視点とその配偶者の視点の両者から教育意識の変容やアイデンティティ形成の過程について分析することで、これまでにない深い洞察を得ることができた。 また、社会的意義としては、国際結婚家庭における教育支援の重要性を指摘し、教育政策や家族支援プログラム改善の視点を提供した。
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