研究課題/領域番号 |
20H01650
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 大阪成蹊大学 |
研究代表者 |
鈴木 勇 大阪成蹊大学, 教育学部, 教授 (90452383)
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研究分担者 |
山本 晃輔 関西国際大学, 社会学部, 准教授 (30710222)
志水 宏吉 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (40196514)
榎井 縁 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 特任教授(常勤) (50710232)
高原 耕平 公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構, 人と防災未来センター, 研究員 (10844566)
宮前 良平 福山市立大学, 都市経営学部, 講師 (20849830)
岡邑 衛 千里金蘭大学, 生活科学部, 准教授 (80735233)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 被災地 / 過疎地 / 移行 / 高校魅力化 / 若者 / 生活史 |
研究開始時の研究の概要 |
東日本大震災被災地域の課題は、若者人口が減少する中で、地域コミュニティを維持する仕組みを構築することである。本研究は、こうした仕組みづくりを過疎化する被災地域における若者の「過疎地型移行」(都市部とは異なる過疎地域での移行)に着目し検討する。具体的には、第1に、彼らが地域を「出る」、地域に「残る」、地域に「戻る」、外から「来る」理由や要因を生活史の手法を用いて検討する。第2に、彼らが地域コミュニティをどのように変容し、それが復興にどのような影響を与えているかを明らかにする。そして、第3に、これらの知見から「戦後日本型社会モデル」に修正を加え、今日の日本社会に適したモデルの構築をめざす。
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研究成果の概要 |
本研究は過疎地の災害被災地の若者に焦点を当て、彼らがその地域で活動する理由やライフコースについて検討したものである。地域出身者、Uターン経験者、移住者など様々なパターンの若者にインタビュー調査を実施した。共通しているのは、①被災経験により地域が変わったこと。そして、②自分たちの地域への思いも変わったこと。多くの地域出身者は地域への愛着を再確認し、地域と無関係であった若者はその地域の素晴らしさに気づいた。また、③都会では無くともその地域で自己実現が可能だと思えたことである。それらが彼らのライフコースに影響を与えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的/社会的意義は、第1に、過疎地域である災害被災地において若者が活動する動機を、彼らのライフヒストリーも考慮しながら検討した点である。第2に、被災とその後の救援活動による地域の社会構造や人間関係の変容を、被災者の語りから明らかにした点である。そして、第3に、地域に若者を増やすための学校や企業の在り方について検討した点である。これらの知見は、過疎地に若者を呼び寄せ、彼らが中心となってその地域を活性化し、地域の生活の質を向上させる上で重要な示唆を与えてくれると考えている。
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