研究課題/領域番号 |
20H01686
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
猪瀬 武則 日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 期限付特別研究員 (40271788)
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研究分担者 |
高橋 桂子 実践女子大学, 生活科学部, 教授 (50311668)
阿部 信太郎 城西国際大学, 経営情報学部, 教授 (40348438)
山根 栄次 三重大学, 教育学部, 名誉教授 (50136701)
服部 一秀 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (60238029)
田村 徳至 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (60710085)
宮原 悟 名古屋女子大学, 文学部, 教授 (50239430)
栗原 久 東洋大学, 文学部, 教授 (00345729)
小川 正人 環太平洋大学, 経済経営学部, 教授 (20722367)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
2022年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | エージェンシー / 経済教育 / ナッジ / ケイパビリティ / エージェンシー育成 / 経済認識 / プログラム開発 / 経済的見方考え方 / ウェルビーイング |
研究開始時の研究の概要 |
経済的見方・考え方を働かせ,心温かい経済社会の形成をめざすエージェンシー育成のための経済教育内容開発を目的とする。ここでの問いは,「学校教育での経済的エージェンシーを育成するためにはどうしたらよいか」である。換言すれば,自主的・主体的で責任ある経済的社会形成能力のことであり,そのために,「エージェンシー」の内実を明らかにすることと同時に,従来からの経済的見方・考え方,心温かい経済主体の育成の手段や方法などを,改めてふり返り,再考することによって,具体的なプログラム開発をすることことである。
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研究成果の概要 |
経済的見方・考え方を働かせ,心温かい経済社会の形成をめざすエージェンシーを保障する経済教育内容開発を行った。単元レベルでの授業実践を通して,プログラムの有効性を検証した。内容開発においては,生徒のエージェンシーを保障するための論理を明らかにし,10単元のプログラム開発をした。実践検証では,「カフェテリアプラン」を中学校社会科で実施した。生徒自身がナッジを構成し,「善き生」(ウェルビーイング)を追究するエージェンシーの保障を図ることにより,生徒は,自律と主体性の確立を果たした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教科レベルでのエージェンシーを保障する内容開発は,ほとんど試みられていない状況(2019年当初)であったが,本開発により,新たにエージェンシー保障を試みる授業実践が可能となった。特に,経済教育領域におけるエージェンシー保障は,はじめてのことである。さらに,開発された単元を授業検証することにより,学校教育現場を支援するエージェンシーを保障するプログラム開発の方法および,学校現場との連携プロセスを明示することができた。最後に,フィールド調査での研究協力校での検証授業・分析・検討を通して,一般化可能な実践検証の在り方が示された。
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