研究課題/領域番号 |
20H01689
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 宮崎国際大学 |
研究代表者 |
渡邊 耕二 宮崎国際大学, 教育学部, 教授 (30736343)
|
研究分担者 |
中和 渚 関東学院大学, 建築・環境学部, 准教授 (00610718)
木根 主税 宮崎大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (20557293)
石井 洋 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (50734034)
高阪 将人 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 准教授 (50773016)
新井 美津江 立正大学, 社会福祉学部, 特任准教授 (50866275)
須藤 絢 函館工業高等専門学校, 一般系, 准教授 (90780693)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2021年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | 算数・数学教育 / 量概念 / 計算力 / 途上国 / 量感覚 / 数学教育 / 比較 / 測定 / 基本的な計算能力 / 数学教育開発 / 量指導 |
研究開始時の研究の概要 |
2030年までに達成すべき持続可能な開発目標(SDGs)において、基礎的な計算能力の育成は、国際社会が抱える課題の一つとして謳われている。基本的な計算能力の育成には、その国の数学教育が担う役割は大きい。そこで、学校教育の構成要素(教育目標、教師、教材、子ども)を踏まえた数学教育開発研究を行う。具体的には、途上国の基本的な計算能力の育成に向けて、子どもが持つ量概念を含む基本的な計算能力の実態を詳細に掴み、それを踏まえた教材開発と教育実践を行い、それらの効果を明らかにする。
|
研究成果の概要 |
SDGsにおいて、基礎的な計算能力の育成は、教育における国際社会の課題の一つとして謳われている。当然ながら、その育成には、その国の数学教育が担う役割は大きい。基本的な計算能力の育成において、量概念の有無は、与えられた問題の文脈に沿った立式に関係するため、そこへの注目は不可避である。 量概念と計算力を測定するテストを作成し、フィリピン、マラウイ、ザンビア、フィジーにて現地調査を行った。各国に共通する点として、具体物や半具体物で示された場合、正しい計算に至るが、数値の場合には、誤答が多くなる傾向が浮かび上がってきた。つまり、量と数の繋がりに課題があると示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育に関するSDGsにおいて、基礎的な計算能力の育成は、国際社会が抱える課題の一つとして謳われている。基本的な計算能力の育成には、その国の数学教育が重大な役割を担う。したがって、学校教育の構成要素(教育目標、教師、教材、子ども)を踏まえた包括的なアプローチが求められる。特に量概念は、文章問題の文脈を踏まえた立式を適切にできるかに関係し、それへの着目は不可避である。数学教育が担うべき途上国の基本的な計算能力の育成という国際社会の課題に応じるべく、子どもの「量概念」「文脈を踏まえた立式」「式の計算」を含む基本的な計算能力の実態を明らかにし、効果的な教材と教育実践を開発し、それらの効果を評価する。
|