研究課題/領域番号 |
20H01723
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
原田 新 岡山大学, 教育推進機構, 准教授 (70721132)
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研究分担者 |
バーニック ピータージョン 長崎大学, 障がい学生支援室, 助教 (00752726)
望月 直人 大阪大学, キャンパスライフ健康支援・相談センター, 准教授 (20572283)
遠山 和大 富山大学, 学術研究部教育研究推進系, 講師 (30639216)
中山 芳一 岡山大学, 教育推進機構, 准教授 (40595469)
池谷 航介 岡山大学, 教育推進機構, 准教授 (60740321)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | ダイバーシティ / 障害学生支援 / e-learning |
研究開始時の研究の概要 |
近年経済産業界を始め、様々な分野でダイバーシティ(多様性)を推進する重要性が述べられており、実際に多様な人材の雇用が進みつつある。しかし一方で、まだ現場では多様な人材の活躍を上手くサポートできる人材が不足している。その為、例えば企業に就職した障害者の4割以上が1年以内に離職するなど、職場定着の問題が生じている。今後我が国では、少子高齢化や国際化の流れの中で、ますます障害者を始めとした多様な人材の雇用が促進されることになる。本研究では、そのような多様な人材の特性や適性を見極め、活躍をサポートできる人材として、ダイバーシティ推進リーダーを育成するプログラムを開発し、効果検証を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は,障害者を始めとした多様な人材の特性や適性を見極め,活躍をサポートできる人材として,ダイバーシティ推進リーダーを育成するプログラムを開発し,効果検証を行うことを目的とする。本研究での教育プログラムは,研究代表者の所属大学で開講予定の「ダイバーシティ概論」(STEP1),「障害学生支援演習」(STEP2),「ダイバーシティ実践演習」(STEP3)が主な実践の場となる。 2021年度はSTEP1に相当する「ダイバーシティ&インクルージョン概論」を毎学期開講し,学生が1~4学期の間にいつでも受講できるようにした。並行して,研究代表者および研究分担者で,STEP2とSTEP3の授業内容の検討を行い,各授業のシラバス作成を行った。 他方,2020年度から実施を延期してきた障害学生へのインタビュー調査については,2021年度や2022年度になっても新型コロナウイルスの蔓延状況がなかなか落ち着かず,インタビュー調査を行うことによる感染リスクが懸念されたため,インタビュー調査を断念することとした。その代替方法として,障害学生支援の専門者間で相談,協議することで,教材の中に組み込むための,障害学生たちが困りそうな場面についての収集を行った。また,複数人の演技による再現動画教材を作成することについても,感染リスクが懸念されたため,動画教材の代わりに漫画教材を作成することとした。2022年度に一部の漫画教材の作成を終えたが,まだ今後も継続して作成する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
元々は2021年度の間に,STEP2の「障害学生支援演習」で用いるための教材作成を終える予定であったが,新型コロナウイルスの影響で,教材作成が2022年度にまで延びてしまい,現状でもまだ全ての教材を作成し終えていないため。
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今後の研究の推進方策 |
現在,残りの漫画教材の内容についてさらに検討しており,今後漫画の作成依頼を急ぎ進めていく予定である。
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