研究課題/領域番号 |
20H01740
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
東原 貴志 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (10370850)
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研究分担者 |
村田 功二 京都大学, 農学研究科, 准教授 (00293910)
井上 真理子 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (30414478)
児嶋 美穂 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (30572276)
佐藤 正直 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (50846657)
佐藤 ゆかり 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (40510813)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 広葉樹 / 技術教育 / 森林教育 / 家庭科教育 / 中学校 / 高等学校 / 木工 / ものづくり教材 / 広葉樹材 / 木材加工 / 教材開発 / フローリング / 国産材 / 農業教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究計画は3つの内容で構成される。 ①広葉樹の利活用について先進的な地域を調査し,既往の木工製品などから製作実習に向けた教材を検討する。 ②森林総合研究所が公開している木材の組織構造関連および物性関連のデータベースを製作に関連した観察や実験に活用する学習指導案を作成する。 ③ 中学校技術科教員や高等学校農業科教員から木材加工教育に関する聞き取り調査と,本科研で提案する教材について授業実践を行う。
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研究成果の概要 |
2020年からの数年間は、COVID-19 のまん延防止のため人々の移動が制限された。そのため生徒は、木造住宅のモデル見学など、学校外で実物を見て体験する学びの機会を失った。そこで、空間の広がりを記録できる360度全天球カメラで木質フローリング部屋を撮影した映像教材を制作した。生徒がVRゴーグルのスイッチを押すだけで、色や木目の違うさまざまな部屋の雰囲気を体験できるようにした。これらの映像教材を活用した授業実践を行った結果、生徒は木造住宅の空間の広がりを認識することができた。さらに、木質フローリングの機能性の評価方法を開発し、授業実践を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ICT技術を活用した新たな教材を開発し、生徒らの国産広葉樹材の利活用について考えさせる機会を提供することができた。具体的には、被写体認識基盤サービスを用いることにより、木製品への個品認証が可能となり、生徒に広葉樹材の木目の違いに気づかせることができた。VR技術を用いることにより教室内で生徒に森林や木質空間の広がりを認識させることが可能となった。さらに、木質フローリングの機能性評価について簡易な試験方法を開発し、技術科の材料と加工の技術および家庭科住居学関連の教材としての可能性を見い出した。
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