研究課題/領域番号 |
20H01766
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
丁 ミンヨン 福井大学, 学術研究院医学系部門, 客員准教授 (10774466)
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研究分担者 |
岡沢 秀彦 福井大学, 高エネルギー医学研究センター, 教授 (50360813)
小坂 浩隆 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (70401966)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | ASD / fMRI / sensory / 脳画像 / 磁気共鳴画像法 / バソプレシン / 発達障害者 / 発達障害 / 感覚 / MRI / 脳面積 / 感覚特性 / 感覚評価 / f MRI / autism / 痛感 / 人工知能 |
研究開始時の研究の概要 |
発達障害児者を対象とする臨床・教育の場には、発達障害の感覚特性(聴覚過敏・視覚敏感)を配慮した適切な対応が求められる。本研究では発達障害の感覚特性の評価方法を開発し、臨床・教育従事者が現場で出会うさまざまな発達障害児・者の感覚特性への配慮や予測のために客観的に定量評価する指標の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
発達障害者の感覚特性の評価方法の開発のため、脳要因(脳構造、脳機能)、遺伝子のそれぞれの関連性を調べた。感覚認知スコアが高いほど、右中心前回、中心傍回、紡錘状回、および両側の下側頭回を含むさまざまな領域の皮質厚さの減少と関連していた。この研究は、感覚処理の調節および皮質の厚さとの相関における遺伝的変異の潜在的な役割に光を当てており、これは神経発達障害における感覚異常をより深く理解する上で将来的に重要な意味を持つと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで不明であった感覚特性の行動・脳・生理学的メカニズムを解明し、発達障害者の感覚特性に関する生物学的指標の解明や対応策の提言を行うなど、多面的なアプローチができる重要な研究である。特に、少子高齢化が進む現状において、発達障害の感覚特性に関する客観的指標と評価方法の開発は、学校・保護現場での支援者の同障害者に対する支援、家族や職場での感覚特性に関する配慮、新規診断・支援方法の開発につながり、今後の教育・臨床心理領域の発展に寄与すると考える。
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