研究課題/領域番号 |
20H01772
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 (2022-2023) 慶應義塾大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
中川 敦夫 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (30338149)
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研究分担者 |
渡邊 衡一郎 杏林大学, 医学部, 教授 (30230957)
佐渡 充洋 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 教授 (10317266)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | 認知行動療法 / うつ病 / EBM / 普及実装法 / 医療の質 / ITC / ランダム化比較試験 / ランダム比較試験 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、わが国におけるうつ病の認知行動療法(Cognitive behavioral therapy:CBT)普及法の確立を目指し、以下の2つの研究を実施する。 ①研究代表者らが開発した情報通信技術を活用した「インターネット支援型認知行動療法」(Nakao, Nakagawa et al., 2018)を、CBT初学者等が効果的に実践するためのe-ラーニングならびにWeb会議システムを用いたコンサルテーション体制の構築 ②コンサルテーションを受けながらCBT初学者等が実施する「インターネット支援型認知行動療法」の臨床的・経済的有用性の検証を目的とした多施設共同ランダム化比較試験の実施
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研究成果の概要 |
2010年よりうつ病の認知行動療法(Cognitive behavioral therapy:CBT)が保険診療の対象となったが、わが国ではCBTの治療者数は不足している。本研究は、医療現場でのうつ病のCBT普及法の確立を目指し、CBT初学者が効果的にCBTを実践するためのCBTオンライン・コンサルテーションシステムを開発した。また、CBT初学者がCBTセッションをより実施しやすくするインターネット支援型CBTプログラムを、コンサルテーションを受けながら実施し、その有用性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CBTのオンライン・コンサルテーションシステムは、わが国の臨床実情に合わせた形での教育アウトリーチ手法で、これまでCBTを実施されてこなかった医療機関において効果的にCBTが実施できた。わが国ではCBT治療者数は不足しているため、CBTの普及実装法を確立した点で学術的意義は高く、また臨床的アンメットニーズ克服のための手段の一つとして社会的意義が大きい。
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